がんとの闘い(64) 一つの腎臓で頑張ってくれている

 3月は、がんの6カ月定期検査がやってくる。腎盂がん、さらに膀胱がんを患り入院手術等を経て、今日まで異常なく過ごしている。幸運にも5年以上無事に過ごし大きな山を超えた感じである。常に自分の身体上の異変については、油断大敵と細心の注意と警戒を払っている。

❶   二つのうち 一つの腎臓で生命をつないでいる

 全く自分では意識したことはないが、二つの腎臓のうち左の腎臓はがんで全摘除し、右の腎臓がフル回転してその役割を果たしている。

 振り返ると、平成24年(2012)12月左腎盂がんと診断され、25年(1013年)1月左腎盂尿管全摘除術を受けた。したがって、私の腎臓は二つのうち左の腎臓がなく、右の腎臓が私の生命を支えてくれている。

❷  一つがフル回転して機能発揮している

 わが身体にとって、どの臓器も重要な役割を果たしているが、臓器の中で一つしかないものは他のものを持って代える事のできない命綱である。

 当時、晴天の霹靂の如く、がんを告げられてから入院による精密検査で細部を知り、医師の所見をもとに左の腎臓と尿管の全摘除を決断した。全く迷うことなく即座に決心した。

 片腹にメスが入ったので、時折腹を撫でながら、腎臓一個でフル回転してよく頑張っていると感謝の言葉を投げかけている。.右の腎臓をいかに長く保つか、これが機能しなくなったら生命が絶えることもあるからだ。

❸   生かされた生命を大切にする

 わが人生観はいつの時代も、誠心をもって全力投球することをモットーとしてきた。特に、高齢期において、がんを2回経験したことから「生かされた生命」であると強く認識している。こうしたことから、やれることは出し惜しみすることなくやり遂げることに努めている。

 5月には満86歳を迎える。とりわけ、社会的活動ないしは社会への奉仕活動などは間もなく体力気力面から終止符を打つことになるであろう。最後まで、何事も誠心をもってやり遂げられたら幸いである。

 

遠州灘の日の出   令和3年1月21日07:00撮影

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遠州灘の夕日  令和3年1月27日17:14

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