平成17年(2005年)4月、地域の神原町自治会長に就任して以来、毎月5日と20日の2回、「神原町自治会ニュース」を編集発行した。歳月が過ぎるのは早いもので15年が経った。
わが町に「自治会ニュース」が創設発行されるようになってから、現在に至るも継続されて情報連絡紙として大きな役割を果たしている。
「神原町自治会ニュース」を通じて、地域社会に生起する諸問題、自治会活動及び運営や地域の話題や町内で黙々と献身的に活躍する人々などを中心に、どのような問題に直面して、どのように対処したかを回顧してみたい。
自治会・町内会の運営と活動は、時代、地域によって状況は様々であるが、共通するものがあるのではなかろうか。そうした視点からすると現在及び将来において、自治会・町内会の会長、副会長、会計の三役などの役員として活動される方々に参考になる点もあるのではなかろうかと思うものである。時代の進展とともに自分たちの住む町の自治会・町内会は常に新しい課題に直面しながら前進していくものであるからです。
❶ わが神原町は犯罪の少ない町
平成18年(2006年)当時の自治会ニュ-スにおいて、浜松中央警察署から「平成17年度の犯罪あらまし」をいただいたので紹介しています。これによると、警察署別で見ると浜松中央署管内は県下で1番の認知件数で、浜松市の中でも最も犯罪の多い地区となっています。また、浜松中央署管内で犯罪ゼロの町は、神原町と和地の桜台5丁目の2町のみでした。
空気がよくて騒音が少なくて犯罪の少ない町、これはどこに住んでも住民の望む町です。自治会の活動も住みよいまちづくりを目指しており、犯罪の少ない町・ゼロは大きな要素の一つと言えます。
現在の状況について、わが町においては、特に大事件が起きたとかといったことは、自分の見聞する限り承知していません。静岡県警察や浜松西警察署のホ-ムペ-ジを開いてみても大まかな地域区分であることか犯罪発生状況を比較することはできないようです。
❷ 「神久呂交番だより」と隣保回覧
最近の静岡県警察においては、各警察署とも「交番だより」・「交番ミニ広報紙」を発行して犯罪の発生状況、手口の紹介とともに防止策、注意事項を積極的に呼びかけております。こうした広報紙は広く住民に読まれています。広報紙のコンク-ルも行われておりその結果を注目しております。自分のところの交番が入選するとわがことのようにうれしく思います。
わが神久呂地区(西山町、大久保町、神ケ谷町及び神原町)においては、神原町自治会の地域内に「神久呂交番」が所在しており、「神久呂交番ミニ広報紙」が毎月隣保回覧されます。わが家では、配布物全部見てじっくりと読んだ呼んだ方がよいと思われるものなどはコピ-して次の家に回覧することにしています。
その中の一つに「神久呂交番ミニ広報紙」があります。これによると、神久呂地区は全般的に比較的犯罪の少ない地区といえるように感じています。犯罪の少ない町、町民にとっては一番の願望であります。
❸ 自治会と安心安全のまちづくり
安寧秩序・治安の維持は警察の役目ですが、自治会の諸活動の最大の目的は、安心安全なまちづくりにあります。いつの時代も誇れる町でありたいと思います。自治会の運営、諸活動はその基盤づくりなすものです。自治会長以下役員の皆さんを中心に町民の皆さんの協力活動があってできるものです。こうした点からも、町の犯罪発生状況は町の安心安全のバロメ-タとも言えます。
神久呂交番ミニ広報紙 令和2年8月号 コピ-掲載
❹ 神原町の成り立ち その11 ル-ツを探る
その10の要約
◇神原町の昭和37~45年世帯,人口を見ると急激に世帯数が増加しました。
◇昭和45年と現在を比較すると、世帯数・人口が当時から約3倍になりました。
◆神原町誕生後の世帯、人口 昭和50~平成17年
年(西暦) |
世帯 |
人口 |
男 |
女 |
昭50(1975) |
178 |
687 |
345 |
342 |
昭55(1980) |
206 |
792 |
396 |
396 |
昭60(1985) |
227 |
895 |
442 |
453 |
平17(2005) |
355 |
1121 |
540 |
481 |
◆次回も世帯・人口の推移を探ってまいりましょう
❺ 会長の一言
△市制95年・合併1周年の式典に参加してきました。これからの時代は、町民が主体性をもって積極的に問題点を把握し、解決策を話し合い、行政の力を借りてまちづくりをすることが求められています。
△政令都市になれば、自治会の役割・活動が今以上に重要となり、行政依存型と住民主体型の差が出てくるに違いありません。公民館・市民センター が所在する神原町は地の利から、地区の中心として存在が倍加するのではないでしょうか。