浜ちゃん日記  テレビと前向きな話題を追う

 日本でテレビがNHKで初めて放映されたのは昭和28年(1953年)であった。昭和35年(1960年)9月10日にはカラーテレビがNHKで放映された。

    当時、航空自衛隊浜松南基地に在隊しており、基地の第1術科学校学生隊に設置されたカラーテレビには昼間の休憩時間ともなると学生が黒山のごとく集まって視聴した様子が強烈に記憶に残っている。

    今日ほど、テレビが私たちの日常生活にこれほど密接な存在になってきた時代はない。ニュース、娯楽、教養、スポーツ、ドラマ・映画番組と一日中テレビにと向き合っていたら終わりがないくらいである。

    毎日のニュースは別として、できるだけ前向きな明るい内容のものを視聴することにしている。高齢者だからといって、ふんだんに時間があるわけではない。私の場合は、やりたいこと、やらなければならないことがあるので、限られた時間をいかに有効に活用するかに努めている。

    こうしてみると、テレビの視聴時間は、特別なものを除いてそれほど多くはない。あらかじめ番組表でこれは是非見たいと思ったものは、録画を予約しておくことにしている。

    テーマのはっきりした専門家を交えた解説などは事の本質を探求し理解する上で役立っている。じっくりと話を聞くというところがとても良い。

    最近よく観るものでは、「ポッンと一軒家」がある。意外な人間の織りなすドラマが展開し、さまざまな人生絵巻をみるようだ。そこに流れるものは人の暖かさ、温もりではなかろうか。

    こうした類のものでは、「youは何しに日本へ」をみることがある。外国人が日本のどんなことに関心を持っているのかの一端を垣間見ることができる。人間は人種、国籍にかかわらず共通のもの持っていることを知ることができる。

    いずれにしても、こころの琴線に触れるものがあれば感動するものである。