新年早々、新会員の加入促進活動を開始した。会員配付と自治会隣保回覧により積極広報に努めることにした。高齢者の急増にもかかわらず、わがシニアクラブは、新入会員の入会はあるが、高齢による退会・死亡がほぼ同数あり、横ばい状態かやや減少傾向が続いている。これはどのどクラブとも同じ状況にあるといえる。全国的に見ても、シニアクラブ会員は対象者数の10~20%である。
現場の単位クラブとして、これを打開し、上向き状態にしたいと積極的に活動内容の改善を図っている。これが解決の秘策はどこにもない。地道に一生懸命努力するのみである。
新会員の入会の誘いは、現会員が直接隣近所の方、知り合いに呼びかけることが基本ではなかろうか。広報紙はそのための資料である。自分の属するクラブにおける諸活動がどんなに役立っているか、クラブの諸活動が自分の生活の中で楽しさや健康、生活の張りにつながっているかどうかである。その実感や体験を口伝えで宣伝することが最も有効であろう。
現会員がどれだけ、仲間を増やす活動に働いてくれるかどうかも大きな要素であるが、世間一般の組織に入らない、組織離れ、価値観の多様化、個々の生活を頑なに守り通す大きな流れ、風潮に切り込むことの難しさが横たわっている。得体の知れないこの頑強な壁を乗り越えなければならない困難はあるが、手をこまねていないで、地道に挑戦していこうと思っている。