11月13日
快晴の朝を迎えた。平凡でも平穏な日々が一番良い。
今日は手術後の診断に病院に出かける日である。がん患部の病理検査結果もわかる。
退院後、年賀状の準備に取りかかりながら名簿の整理をすると、この一年間に「人生いろいろ」であった。
年賀状を取り交わす中で、喪中の葉書が多くなった。
友人・知人の残された家族からの逝去の知らせほど悲しいことはない。みんな航空自衛隊で青年時代から苦楽を共にした「戦友」である。往時のことが去来する。
一方、配偶者に先立たれた者も多い。永年共に人生を支え合った伴侶を亡くした心中がよく分かる。
馬齢を重ねて甘えてはならない。
万物生きとしいけるもの自然の摂理は同じである。
高齢者にとって、多病は勲章のようなものだ。「多病息災」であればよい。
今日も明日もせいいっぱい生きたいものである。