がんとの闘い(15)  尿の色

11月1日

感慨無量

浜松市街を眼下に眺めながら静かな朝を迎えた。朝日の昇る様子をじっくりと眺めると感慨無量である。

今日はシニアクラブの秋の日帰り旅行日である。本来なら会長として、旅行の責任者として車中の人となっていたはずだが、膀胱内の再発によって外れることになってしまった。

副会長にすべてを託したので安心だ。

 

自然尿の埰尿と計量

昨日朝、膀胱内の管が抜けたから身体がずいぶん楽になった。

出来るだけ水分をとっては、ひんぱんにトイレに行っては排尿している。

昨日管が抜けた最初のころは膀胱内に残っていたものが混じっていたが、それもなくなり尿の色も普段のようになってきた。

自分の子供ころから親たちは子供のだす尿を見てそれなりに健康状態を判断したものである。

誰でもわかる尿の色は健康状態のバロメーターといわれている。

自然尿を埰量するたびに色を見ることになるから微妙な変化を知ることになる。

朝の自然尿を提出した。

 

物事の判断

自分の尿の色のみならず、普段あまり気を付けていなかつたことでも一つの基準・物差しで経過を追うと動向・大きな流れ・推移・潮流を洞察することが出来る。

身近な出来事から大きな国際情勢・宇宙の果てまで、軍事・政治・経済・社会・気象・天災地変等々すべてわたり、何かを判断するには、収集する対象項目の選定・情報の収集・整理・分析・評価・総合的に判断する手法は古今東西同じである。

尿の色からこんな視点で新聞を改めて読み直した。

あまりにも情報が溢れた現代だけに、「裏面を読む」「眼光紙背に徹す」洞察力が求められている。

わが尿量のその都度の記録からいろいろと教えられる。