がんとの闘い( 66) がん術後9年経過 よく生き延びた

 左腎盂がんによる腎尿管摘出と膀胱がんによる手術から約9年の歳月が過ぎた。当時からすると、よく生き延びたというのが実感である。運命というものであろうか。

 昨日午前は、入院手術をした医療機関に出向き、6ヶ月毎の検査と診断を受けたが、異常なしであった。ありがたいことである。

 二度あることは三度ある。三度目はそれなりの覚悟をして暮らして来た。87歳まで生かされた命である。ここまでくると大切にしたいと思っている。

 この頃、特に気をつけていることは、❶水分を十分にとること、❷尿の色をその都度しっかりと確認すること、❸出来る限り身体を動かすこと、❹3度の食事をしっかり食べること、❺疲れたら横になって休むことにしている。

 特に、水分は十分取ることにしている。飲んだ分だけ出るのは当たり前で、頻尿だとか心配しないで、むしろ尿が出ることは、残された右の腎臓が機能している証拠であると受け止めている。

 最近は、2か月ごとの循環器の経過検査と6か月ごとのがん経過検査で通院するだけで、87歳の割には元気に普通に暮らすことができている。こうした状態がどこまで続くかは神のみが知ることである。

 普段は、全く身体への不安など感じたことはない。むしろ無頓着なのかもしれない。毎日健康維持には着意しているが、それ以上でも以下でもない。普通に自然体で過ごしているのがいいようだ。