がんとの闘い(7) 理解・納得・安心を与える説明書

説明書による説明・手交

入院後さまざまな説明を受けた。

「入院診療計画書」、「経尿道的膀胱腫瘍切除術説明書」、

「一日の日課」、「入院日-手術当日(術前)(術後)における手術・処置・受診・食事・安静・清潔・観察・薬・説明・指導等の項目にわたっての説明書」「麻酔説明書」などである。これらは長年のノウハウ、研究成果の結晶だけあつて患者の立場で 作られているように感じられた。

必要にして十分な内容であるように思われる。

説明する側と説明を受ける側が共通の基盤に立つことによって、説明・理解が効率的・効果的となる。

 

患者の立場

患者本人に対し、説明書に沿って主要点を説明した後、説明書を手交する事はよいことである。

患者は担当医等の話を真剣に聞き理解・納得するが、聞いているようで、メモを取らないと記憶に残らないものだ。

患者は落ち着いてから、じっくりと説明書を読み直し、理解・納得,安心するものである。

何回でも読み直し、内容を確認出来るので安心感を増すことになる。

このことにより患者が医療側に身を委ね、全幅の信頼を深めることにつながる。