わが神原町(7) 稲のハズ掛け

 秋の風物詩・稲のハズ掛け

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《 稲のハズ掛け、町内でもこんな風景が少なくなった。》

 

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《 稲のハズ掛け作業、天日干しにして乾燥させると味が一段と良くなる。 》

 

 稲のハズ掛け

 ここ数日で、稲のハズ掛けを2~3か所見かけた。秋の風物詩である。

 私の住む浜松市西区神原町(かみはらちょう)でも、昔ながらののどかな田園風景が少なくなってきた。あちこちで機械化されたとはいえ、町内の水田は手作業・機械との併用が多いようだ。水田を耕し稲を収穫するまでの手間暇、はたから見るとかなり楽になったように見えるが、厳しい労働であることは相変わらずである。

 今では、稲作をする農家は5~6軒ばかりとなった。小規模なため大部分が刈り取りも手作業が多い。規模が大きくなると刈り取りから脱穀まで機械化されてしまい、ハズ掛けをするところも少なくなってしまった。

 「ハズ掛け」を調べてみると、地域によっていろいろないい方があるようだ。この地方では「ハズ」と言っている。

 

 もみ殻焼き

 昔から農村では、夕方になるとあちこちでもみ殻を焼く風景が見られ、煙がたなびくのどかさは農村の風物詩であったが、これも難しい時代となった。

 周りが住宅に囲まれるようになり、病気の人の健康管理面、若い人たちの煙に対する感覚は敏感になっているように見える。煙自体が公害とみなさる時代となり、所によっては公害防止条例の対象になっているところもある。

 

 古くて新しい町

 神原町は、「古くて新しい町」といわれるごとく、茶畑があり、水田や畑が広がるなかに、住宅が密集してきた。農地と住宅地が隣接混在し、少しづつ都市化しつつある。農地と住宅が仲良く共存調和していく町である。

 身近に、実りの秋が実感できる環境は素晴らしいものだ。