わが88歳の雑感( 308) 歯・歯肉検査と残った歯を最後までいかに保つか

 歳をとると歯にくると言われている如く、歳を重ねるごとに健在な歯が減ってきた。

 歯の「8020運動」が展開されている。これは80歳になっても自分の歯を20本保とうとする運動である。80代の最初の頃は8020を持続できたが、80代後半になったら難しくなってきた。今年は急に3本歯がグラグラになり抜歯して、遂に12本となった。もう後がないので何としても残った歯をいかに保つか自分なりに努力したいと思っている。

 昨日は、かかりつけの歯科に通院し、抜歯後の状況確認の後、今後の口腔衛生管理のために、歯・歯肉の状態について検査してもらい、歯石の除去等が行われた。

 検査結果は、よく磨けているが、磨き残しが少しある、歯石がついているなどの指摘を受け、歯と歯の間に汚れが残りやすいので歯間ブラシの使用について指導を受けた。

 両親からいただいた歯は健全で歯抜けもなく歯間は密着しいたが、高齢期になると歯数が減少すれにつれて歯間が開き全体的に弛緩した状況となってきた。

 また、若い時代から虫歯もなく、現職時代は歯科にかかることはなかったが、高齢期に入ってから歳相応に歯抜けとなり、上下とも入れ歯となった。

 外見上は大きな変化がないようにみえるが、90代が近ずくに連れて、口腔内は急激な変動を起こしている。これが歳(年)を取るということであろうか。

 健康維持の要は、食べる、動く、休むことにあるが、食べ物をしっかり噛むには歯が不可欠である。歳をとるにつれて歯の重要性を切実に感じている。

 今後の対処としては、残された歯を大切にし、毎日食後に丁寧に口腔を清潔にして、最後まで現状を維持していきたいと思っている。