浜ちゃん日記  遠州地方の初盆に関わる7月か、8月かについて

 昨日の朝刊、中日新聞の地方版に「遠州のお盆7月 ?8月?」の記事が掲載された。

 中日新聞の地方版は、「浜松市民」「浜松・遠州」「中東遠」「浜名湖」 「しずおか」の5項目の記事に分かれており、記者が足で稼いだ地域のきめこまかな情報記事が満載となっている。新聞離れが心配される今日、時流に対応した素晴らしい編集方針ではなかろうか。

 自分の生まれは鳥取県であり、お盆といえば、8月と決まっているが、航空自衛隊浜松基地に4回勤務し、定年退官後、浜松を終の住処として以来、故人を迎える初めての新盆について、地域の自治会長在任間は全部の新盆宅を弔問したりして、遠州地方の独特の風習に馴染んできた。

 お盆が7月か、8月かは、最初、誰もが抱く疑問であり、興味深い記事であった。登場の鈴木さんと同じように、知り合いの新盆に8月弔問したら、7月に終わっていたと言う経験を多くの人がしており、知らなくて申し訳なかったとお詫びしたりすることがあったものである。

 したがって、今では、新盆を迎えられる知人のところには、あらかじめ、いつの月かを確認して予定することにしている。また、亡くなられた日が経っていないところは来年にされると言うところもある。

 わが自治会では、ご遺族の意向を確認して、新盆を迎えられる家を一括して会報でお知らせすることにしている。盆ぎりで弔問するのにとても役立っている。

 コロナ禍を契機に、葬儀そのものが、家族葬へと移行しており、町民が新世代へと交代している現状から、将来は、盆ギリの範囲も親戚と親しい友人知人だけの弔問に変化していく可能性もあるように感じている。

中日新聞 2023-07-14 記事「遠州のお盆 7月? 8月?」5年かけ町ごと調査浜松の鈴木さん解明