山門の人生の教示  踏まれた雑草にも花が咲く

 11月1日天龍山洞雲寺に詣でて墓参りをしました。今月の山門の掲示は、「ふまれた雑草にも花が咲く」でした。

 昭和天皇は、「雑草という名の花はない」という旨のお言葉があったように記憶しています。

 雑草にも全て草花の名前があります。雑草は自然に繁殖し、繁殖力、生命力が極めて強いものがあります。人間の管理する草花より強い傾向があります。したがって、人間に踏まれても、ふまれても立ち直る生命力があります。

 どちらからと言うと、雑草は繁殖力と生命力が強いため、他を駆逐するほどの底力があります。

 よく雑草の如くと例えられますが、踏まれても踏まれても、取ってもとっても、雑草は生き延びて、再生して花を咲かせます。人の生き方においても、雑草の強烈な生命力は大いなる教示を与えてくれます。

 人の生活においては、いろいろな困難が待ち受けています。自然災害から人間関係まで様々な困難な事柄に直面します。これらを乗り切る資質能力を人間は持っています。世間の荒波と風雪は厳しいが、これを克服して成果を上げることができます。花が咲き実を結ぶこともできます。

まさに「踏まれた雑草にも花が咲く」です。

f:id:y_hamada:20201101071025j:plain