わが神原町(33) 緑豊かな住みよいまちづくり活動とさざんか

    かつて、平成2年4月自衛隊を定年退官し、浜松の郊外に定住の地を定め、平成17年から3年間、地域の自治会長をしたとき、わが神原町が昭和30年に誕生して50年を迎えたことから、「神原町まちづくり構想」を策定し、「神原町の50年史」を編纂、平成20年10月発行、各家庭に1部無料配布したものである。平成2年に定住してみて、わが町に歴史をつづる総合した記録がないことに心を痛めたことからであった。

 編纂に当たっては、多くの皆さんの理解協力を得ながら、長老と関係者を訪ねて話を聞き、コツコツと資料や写真を集め、その都度現場を訪れて写真を撮り確認していった。とりわけ、昭和の時代において、まちづくりの先覚者たちの足跡を知って感動したものである。

 自衛隊先輩OBの東條省治さんが、まだ一部によそ者意識が残っていた地域で、敢然として自治会長をやられ,だれも発想しなかった緑のまちづくりを実行されたことに勇気づけられたものであった。

 全国各地を勤務してその土地土地の自治会活動を垣間見て、「神原町まちづくり構想」の発想が生まれた。その策定と実行に執念を燃やすことができたのも先輩OBで、すでに当町の自治会長をされた東條省治さんたと桑原善明さんさん二人の自分の住む街を少しでも良くしたいという勇気ある行動に促された面があった。

 こうしたことから、その中に「緑豊かな住みよいまちづくりを目指した植樹活動」の項を建て下記のように記述した。

 久しぶりに釜穴川を訪れてみた。緑豊かな住みよいまちづくりを目指した植樹活動は30年の歳月が流れた。さざんかが咲き誇り地面は花色で感慨深いものがあった。

 当時、わが町の50年史は、予算等の関係で白黒写真にせざるを得ず、枚数をかなり減らしたのが残念であった。後世のためにCDに収録し自治会に収めた。 いつの日か、このブログに全部を収めてみたいという思いがある。

 どんな小さな種でも、蒔いた種はいつかは実るものである。東條省治さんのまいた種は、いまも釜穴川右岸に息づいている。

◆ 緑豊かな住みよいまちづくり

  昭和62年(1987年)10月25日、第17代自治会長東條省治氏を中心に緑豊かなすみよいまちづくりを目指して48本の樹木が釜穴川右岸40米にわたり植えられた。

   参加者は、自治会、婦人会、老人クラブ、青空子ども会、同育成会、中学生徒、中学PTA、体振、部農会、氏子総代会、部長OB会総勢 39名であった。

 植樹された樹木の種類は、オオムラサキツツジ44本,さざんか29本,ヤマモモ1,モツコク, ネズミモチ各1本で合計48本でした。

 現在残っているのは、ツツジとさざんかだけである。
 植樹活動の記録
 〇写真 昭和62年10月撮影

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《 いよいよ植栽の大詰め段階、スコップを握る手に力が入る! 》

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《 総勢 39名!大人も子どもも参加し、熱心に作業要領の説明を聞く 》 

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《 緑豊かな町にしたいと知恵を出し合い、協力し合ってまちづくりに汗を流した!》

◆ 植樹20年後の樹木 

〇写真    平成18年10月撮影

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《 人通りのない釜穴川右岸、こんもりとした森から小鳥のさえずりが聞こえた! ツツジが歓迎! 》

.〇 写真 平成18年12月撮影

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《 植樹20年を迎えるさざんか!と風雪に耐え4米位にりっぱに成長した!》

 植樹33年後 今日のさざんか   令和元年12月12日撮影

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 《 先人たちの思いと苦労努力が花咲いていた。》