神原町シニアクラブ(神原会)(200) 高齢者集団の運営と細心の気遣い

     来たる10月16日はシニアクラブ浜松市第56回輪投げ大会が開催される。大会には3個チーム参加する予定である。

     出場チームの編成要領は、今月と来月の3回の総合得点及び平均点の成績を基に選定することにしている。

     シニアクラブの会長になって数年経ち、順調に運営していたある日、ある大会が他町の会場で行われた。参加者は事前に移動手段を調査し、自動車、バイク、バスに区分し前日を迎えた。自動車組は、乗り合わせたし乗車区分を決めた。

   前日になって、ハイク組の1人が自動車組に入れて欲しいと申し出があったが、自動車は定員満杯で空席がないため、全員を送り込んだ後、一台を差し向けることにしたが、実際は乗車せず、バイクで移動した。

    その背景には、乗車区分を発表してみると、普段バイクに乗っている人が、自動車組に入っていたからである。この間の説明が不足していたことから、この方は公平な取り扱いが行われなかったと思われたであろうか、残念ながら直ぐに退会するに至った。

    このように高齢者集団においては、こうした類のことで、誤解、行きちがいなどで退会に至るケースが生まれることもある。会員の取り扱いは慎重な上にも慎重に対処する必要がある。なんといっても、人間関係に最大限の注意と配慮が大切である。

     したがって、たかが大会出場者の選定とチーム 編成ということなかれ、高齢者の諸事にあたっては、理屈の合った公平が必要である。誰もが納得するやり方が求められるのである。それ以降、会員の取り扱いと対応は慎重を期し、

いささかでも贔屓と思われるようなやり方は避けることにしている。これがシニアクラブを円滑に運営する心遣いである。

    高齢者集団・シニアクラブの運営、とりわけ人に関することの難しさがある。細心の注意を払うことに努めている。