神原町シニアクラブ(195) 「適当」「程々」のボランティア活動

1  コスモスとヒマワリの環境づくり

  台風6号の接近で昨夜から空模様は荒れてきたが、一昨日は天気に恵まれたので,午前中2時間ほど健康広場の花ラインの草取りをした。前日より大汗をかいたが、その分大きな水筒を持って行ったが最後はからぽになったので帰ってきた。熱中症になったらいけないので、何回か木陰で休憩をとった。花ラインの半分くらいは整備できたようだ。

    一昨日の作業は、コスモスとヒマワリの花木の間や周りに生えた草を取り除いた。コスモスとヒマワリは、雑草と共生 しているように見えるが、雑草の方が強く、そのままにしておくと雑草にこみやられてしまいそうだ。少しでも雑草を取り除くと雑草に負けなくなる。

    そこで、風通しの良い環境を作ってあげたいと先週からコツコツと作業を続けてきた。人間の生活環境の整備と同じである。      

   人間が助けなくても植物は育つが、多少でも競争相手・邪魔者がいない方が良いと勝手に解釈している。とりわけ雑草の方が蒔いた草花より自然界で生き延びる力を持っているから環境整理役を買って出たようなものだ。他を制圧する支配力に優れているのが雑草である。そのしぶとさは驚異的である。今年は例年を超える長雨が続き、雑草の蕃殖が著しい。

  適当な 除草作業てあるが、この作業で雑草に負けない環境を作り、何とか花が咲く状況を手助けできれば十分である。ほんの少し手助けをするだけで、花木は自力で生き延びるからだ。

2   シニアクラブのボランティア活動

    シニアクラブの活動の地域貢献の一つとして、町内の一角に花を咲かせて、環境美化に少しでも役立てたいとの狙いでコスモスとヒマワリの種を蒔いたので、できる限り良い環境を作ってやりたいとの思いがある。タネを蒔いただけではダメで、適当な手入れが必要となってくる。

    また、観る立場からは、コスモスとヒマワリが大きくのびた雑草と一緒よりスッキリした方が良いに決まっている。外柵沿いの花ラインは、車中の皆さんや歩行者が観て楽しめる、街中の景観形成をねらっているからだ。

    この辺の作業は、完全に雑草を取り除くのではなく、まあこれくらいかということで進めている。適当といえば適当である。砂利と小石の混じった土壌条件から完璧にとりのぞくことなど到底できることではなく、全く考えていない。シニアの体力的、時間的にもできることではないからだ。

    ほどほどに、これくらいで良いかといった感じで作業をした。草一本も生やさないといったらいつ終わるか知れない、イタチごっことなってしまう。程々で折り合いをつけるに限る。

3   「適当」「程々」のボランティア活動 

     シニアクラブのボランティア活動は,年齢・体力気力・持続性などから、 高齢者の生活,と全く同じように律することに心がけている。「程々」にとはよく言ったもので、まさに「適当」を旨としている。

     科学の世界や電子機械と異なり、人間の生活はゆとりが必要である。高齢者においては日常生活に完璧を求めすぎると健康を害したりと亀裂が生じたり、ギスギスした仲間関係が生じやすいものだ。

    個人も団体も同じである。したがって、シニアクラブ活動の目標や実施要領では高いものを掲げているが、実行の段階では柔軟性を持って、状況に応じて実施している。ちゃらんぽらんではなく、目標に近づくように努力するが、無理をしないで、長続きすることに重点をおいて活動することにしている。こうしていくと何とかうまくいっているように感じている。

    当日午後には、会員の坂本義一さんが、竹を切り出して、「ありがとう花壇」のアサガオに竹材が取りつけられた。会員の自主作業で、「語らい憩い場」と花壇少しずつ整備が進んでいる。ありがたいことである。    

    シニアクラブの活動はボランティアあるからできる範囲のことをするだけで、気は楽である。自分たちにできること、人様に迷惑をかけずにやれることをやっているだけで特別な気負いや義務感を持たない方が良い。

 私自身は、先頭に立つが、一生懸命作業した後はゆっくり休むことに心がけている。草取りも猛暑の中での作業であることから、肉体的にはかなりの運動となるようだ。午後はのんびりと休息をとった。昼寝を1~2時間もしたら疲れもとれ、いつものように元気になった。

朝顔が上に伸びていく環境を作った

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