元自衛官の時想(82) 台風6号のニュ-ㇲと各種情報の受け止め方

 今日は熱帯低気圧から変わった台風6号が北上し、明日朝にも紀伊半島に上陸し、東海、関東方面の付近を通過する見込みである。

 この種の情報は、まず気象庁発表の台風情報を見て、さらに「ウェザーニュース」」等を見るとわかりやすい。とても分かりやすくまとめられている。

ウェザーニュース」そ一部を紹介する。
台風6号 あす朝にも紀伊半島付近に上陸し、東海、関東方面へ
ウェザーニュース272
 7月26日(金)15時現在、台風6号(ナーリー)は、紀伊半島の南を北上しています。台風はしばらく北上を続け、27日(土)朝には紀伊半島付近に上陸する予想で、その後は進路を東向きに変えて、東海、関東の付近を通過する見通しです。

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  私たち一般市民は、生の各種気象デ―タを示されても専門家でないとわからないものだ。その道の専門家が各種デ―タを分析検討・評価した内容を要約した形でニュ―スとして知ることができる。近代の科学技術の発展と気象学の進歩により.正確な予報に接するようになった。

    こうした気象情報の場合は、自分の関わるところにどの程度の影響があるのかの観点で視聴し、台風対策を事前に行って対処していくのが一般的である。そこには気象・災害情報などは素直に受け止めているのではなかろうか。

    これに対して、昨日25日には、メディアは、「北朝鮮が25日早朝、「新型ミサイル」2発を日本海側に向けて発射した。」韓国の合同参謀本部(JCS)が発表したと報じた。JCSによると、ミサイルの1発目は午前5時34分ごろ、2発目は同5時57分ごろに発射された。ともに北朝鮮東岸の元山市付近から発射され、少なくとも片方は約690キロ飛行して日本海に落下した。など報じた。

 さらに追いかけて、北朝鮮国営の朝鮮中央通信は26日、「金正恩朝鮮労働党委員長の立ち会いの下、「新型の戦術誘導兵器」の威力を示す発射が25日に行われた」と報じた。

 国際関係における軍事活動そのものが国家の国益と駆け引きをかけたものだけに、一方的な情報で判断するのではなく、慎重にその流れを見守ることにしている。情報戦という言葉があるごとく国家間の出来事は国益と政治的な要素も絡み冷徹、謀略、複雑怪奇である。

 一般国民の立場からは、特別な生資料・デ-タを持っているわけでないので、結果的には諸情報の分析結果が発表された段階で知ることになる。

 これらの情報に瞬間湯沸かし器のごとく、反応するのではなく、諸情報の流れを把握して自分なりの意見を持つことにしている。新聞・テレビなどの情報も「眼光紙背に徹す」の気持ちで視聴することにしている。各種の分析結果を総合的に判断し局所にとらわれず、「大局を見る目」で読み取るこことが大切ではなかろうか。