平成30年度浜松市立神久呂小学校(校長菅沼晃先生)第61回卒業証書授与式が、 3月20日09:00~11:00 同校体育館で行われ、地区のシニアクラブ連合会長として式典に参列し祝福した。卒業生は111名であった。神久呂の子が6年間の教育を終え、立派に育って卒業するのは嬉しいものである。私の家内も子供も神久呂の小・中学校でお世話になった。
ネットなど見ても卒業式と卒業証書授与式はどこが違うのかの問答がある。今は特に違和感はないが、十数年前に自治会長当時初めて式典に参加したとき、あれっと感じ、いつから名称が変わったんだろうかと思ったことがある。
自分のころの小学校の卒業式は、はるか70年前のことで、卒業式と称して、「仰げば尊し」を歌って式典も簡素そのものであった。ましてや、いまふうの「卒業証書授与式」という言葉は使われていなかったように記憶しているが、昔も今も「卒業証書」にはちゃんと「卒業証書」と明記されており、その授与の式であるから、公的な行事としては「卒業証書授与式」が正しい呼び方であろう。両者は同じものであり、日常会話においてはどちらでもよく、こだわりなく簡潔な表現である「卒業式」でもよいではなかろうか。
【 神久呂小学校証書授与式に参列しての感想 】
❶ 今回5年ぶりに、来賓として参列する機会をえたが、実に立派な式典が挙行された。卒業の式典は厳かに粛々と進行するとともに卒業生はもとより在校生、保護者、来賓を含めて祝福と感動がいっぱいあった。素晴らしい卒業証書授与式であった。
事前の準備周到と創意工夫が十分に認められる式典であった。校長先生、教頭先生と諸先生と児童の一体感と共同なくして生むことは出来ないものである。
❷ 卒業証書授与で名前を呼ばれて登壇し、卒業証書を校長先生から授与される前に、卒業生が保護者席に向かって将来目指すものを発表した。将来何になりたいか、何を目指すのか卒業に当たりみんなの前で宣言することは、自分の考えを形成する上に役立ってくるであろう。どの子も正々堂々として、将来めざす職業をはっきりと表明する子とどんな人間になりたいのかの二つに大別できた。なかなか良いものであった。
自分の小学校卒業時を顧みると今の子は大したものだと感心した。
➌ 今の時代は音楽と合唱を取り入れて、時代の趨勢にマッチした内容となっていることに驚くばかりである。わたくしの小学校・中学校時代は、校歌と「仰げは尊し」の合唱のみであった。最初に全員で国歌斉唱、次いで校歌を歌った。卒業生の最後の言葉や指揮者がタクトを振り「最後のチャイム」の合唱は素晴らしかった。
❹ 卒業証書授与の式次第の中に思い出の先生方の一覧表が掲載されていたのはグッドアイデアであると思った。神久呂の成人式でも小学校6年、中学校3年時の校長先生、学年主任及び担任先生をお招きしている。歳を重ねるにつれて子供時代の恩師や友達は大事であると思うようになるものである。
❺ 控室が図書室の隣であったので、廊下にある諸戸棚を除いてみたら「ふるさとの話」のコ-ナ-があった。最近のものは大部分はそろっているが、神久呂に関しかなり前に編纂された古いものはそろっていないことに気付いた。各町の自治会長等が中心になって各家庭に残っているものを収集し提供することが必要ではなかろうかと思った。また、今後自治会等が神久呂の歴史、歩みを編纂・発行するときは小・中学校に所要の部数を配布する配慮が必要ではなかろうか。次代を担う世代に郷土の歴史を認めた資料に触れることは大切なことである。
写真でつづる神久呂小学校証書授与式
❶ 卒業証書授与式式次第等
❷ 神久呂小学校3校歌
➌ 式場 卒業生・先生・保護者、在校生の席
❹ 卒業証書授与
❺ 校長式辞 神久呂小学校長 菅沼 晃先生
❻ 浜松市長及び教育委員会告辞 代読 浜松市役所産業部次長 清水 克氏
❼ PTA会長祝辞 PTA会長 竹内宣則氏
❽ 別れの言葉等
❾ 思い出の先生方
❿ ふるさとの話