浜ちゃん日記  浜松基地航空祭(エア・フェスタ浜松2016)と華麗なブル-インパルスの展示飛行(2)

    今朝は降雨、 昨日の浜松基地航空祭(エア・フェスタ浜松2016)は、盛会裏に無事に終了した。私が毎回感心していることの一つに配付されるパンフレットである。実に充実した内容であるので、もったいないのでその一部を紹介する。

1.エア・フェスタ浜松2016の共催者の挨拶

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2.ブル-インパルス誕生の地へ凱旋

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《 「ブル-凱旋」のタイトルに、若い人たちはなぜだろうかと思う人が多いのではなかろうか。昭和の創設期の航空自衛隊に勤務した者や、浜松育ちの年配の人たちはその意味するところがよく分かる。ブル-インパルスが浜松で誕生し、浜松市民が育てたブル-であったからだ。往時を懐かしむと同時に松島の地で大きく育ったことに感慨深いものがある。

 私にとっては、同じ釜の飯を食べた第1期操縦学生の同期生で、ブル-インパルスの創設期に活躍した淡野徹君・西村克重君・藤縄忠君、更には村田博生君が深くかかわったからである。

   創設期のブル-インパルスの活躍の一つに、昭和39年10月10日、東京オリンピック開催日初日、メインスタジアムの代々木国立公園上空の澄み切った青空に、見事な五輪のマ-クを描いたことは日本の歴史上の快挙として語り継がれている。 

 その五輪を描いたブル-インパルスのパイロットは、5機のうち3機が第1期操縦学生出身であり、当時2尉だった2番機・淡野徹君、3番機・西村克重君、単独機・藤縄忠君の3名であった。彼らは実に操縦者として資質能力はもとより人格識見に優れた人材であった。今もってよくテレビに登場する。

 その後3名は日本航空に入社し、ジャンボ機長として大活躍した。また、ブル-インパルスの在任期間の長かった村田博生君は、飛行部隊指揮官、上級司令部運用幕僚で大活躍し、退官後は航空ファンの知る人ぞ知る航空専門家として活躍し、「ファイタ-パイロット」の著者でもある。》 

 

3.大空のキャンバスにブル-が描く圧巻の飛行ア-ト

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4.ブル-インパルスの展示飛行の楽しみ方 

 

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5. ブル-インパルスの展示飛行のプログラム

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《 ブル-インパルスの展示飛行でプログラムの内容が放送・説明され納得するが、課目名まで覚える方は少ないであろう。パンフレットを見ながら、次の課目を知って眺めるとさらに面白くなる。会場の放送では、パイロットのほか整備幹部・整備員の紹介も行われた。

 

6.エア・フェスタ浜松2016を支えた運営

 航空自衛隊OBの一人としては、どうしても全体の運営について観察してしまう癖がある。所感としては、準備周到にして航空祭運営に万全を期したことが、会場の至る所で見られ、全般の運営・ブル-インパルスをはじめとする各種の展示飛行、各種装備品の展示、祝賀会、交通統制、警備、トイレなど万般にわたって、行き届いた配慮がなされていた。浜松基地創設以来の航空祭のノウハウが生かされ、新しい取り組みの結果であろう。

 各箇所に配置についていた隊員の対処要領は適切で気持ちがよいくらいであった。何といっても隊員の生き生きと目が輝き、きびきびとしていた。服装態度も頼もしかった。もてなしの気持ちが表れていた。

 会場の隅から隅まで歩き回り、帰りは長蛇の列の一人として帰路についたが、誰一人として不平・不満の声を聴かなかった。家族で今日の出来事を明るく語り合っていた。

    航空祭のお目当ては、何といってもブル-インパルスの展示飛行であろう。多くの人が最初から最後まで同じ場所に張り付いている感じであった。ブル-インパルスの展示飛行終了のアナウンスがあった時、期せずしてみんなが拍手をした。大空に描く迫力のある華麗な飛行ア-トの感動と満足感があふれていた。これが浜松航空祭のすべてを物語るものであろう。