シニアクラブ役員研修
11月28日から29日まで、伊勢志摩方面に一泊二日、浜松市シニアクラブの役員研修・交流・親睦旅行に参加した。
香良洲歴史博物館(三重海軍航空隊記念館)の見学、二見 ヶ浦、伊勢志摩国立公園・浜島温泉鯨望荘(泊)、懇親会、式年遷宮の伊勢神宮参拝などであった。
三重海軍航空隊記念館の見学
香良洲歴史博物館、展示内容からすると三重海軍航空隊記念館と言った方が分かりやすい。ここを訪れるのは初めてである。館内に入ると係員が全般状況を説明してくれた。
館内の主要な展示物の説明は無料で資料「展示解説シ-ト・三重海軍航空隊」が自由配付されていたのでいただいて帰った。
駆け足での館内見学であり、家に帰ってからゆっくりと、あれこれ思い浮かべながら資料を読み返した。
単独の旅行でないだけに、ゆっくり時間をかけて見学出来なかったのは残念であった。
団体行動だから当然のことである。また、いっか機会があれば訪れてみたいところであつた。
何が私を引きつけるのか。それは前途有為な少年たちが、真剣に国難に立ち向かった青春の足跡があるからである。
世界各国それぞれ歴史がある。先人たちが歩んだ過去を自虐的に受け止め、解釈することはない。
世界の歴史、戦争の歴史を冷静に洞察し、過去現在を見つめる峻厳な態度が必要ではなかろうか。
ましてや自分の国を蔑むことはない。世界を見渡して日本ほど優れた歴史を持つ国はない 。「世界中どの国だって、振り返れば長い歴史の中で様々なことの連続である。」、「 日本は良い国だった、良い国である。」と「先人たちの礎によって今日の日本がある。」と幾多の英霊に誠を捧げたい。
《 三重航空隊歌の碑 空の少年航空兵の雄姿が目に浮かんでくるようである。 》
《 錨は海軍の象徴である。 》
《 いくつも立ち並ぶ隊員の碑 もみじの落ち葉が吹き溜まりに集まっている風景は、当時の少年たちが肩を寄せ合っているように感じられた。 》
三重海軍航空隊の要約
位置、面積、建物配置及び養成数
三重海軍航空隊は、昭和17年(1942)8月1日、三重県一志郡香良洲町に発足した。 伊勢湾に面した広大な敷地の面積は、約1・3㎢、香良洲町(総面積3・9㎢)の
約三分の一を軍用地が占めていた。
・地の北側には、庁舎や講堂、兵舎などの建物、南側には練兵場、射撃練習場、柔道・県道場、格納庫などが配置されていた。
開隊から終戦までの3年間に約三万八千人が入隊し、最盛期には一万五千人以上がこの地で航空機搭乗員としての基礎訓練をうけた。
昭和20年(1945)8月大東亜戦争敗戦により、三重海軍航空隊は9月30日戦後の残務整理が完了し、解隊となった。その後、施設の一部は学校の校舎などに再利用された。
《 三重海軍航空隊の全景 》
予科練には、甲種・乙種・乙種(特)・丙種などのコ-スがあった。受験資格・採用年齢・修業年数はコ-スによって異なっていたが、14歳以上20歳未満の志願者から、1次試験(身体検査・学力試験)、2次試験(適性検査・面接)に合格した者が採用された。