神原町シニアクラブ(神原会)(229) 明るく元気を目指して新年会

   神原町シニアクラブは、1月5日新年会及び会例会を会員35名が参加して神原会館で開催した。6日からクラブの諸活動を開始しました。

    開会の辞、国旗拝礼、物故者に対して黙祷、わたくしたちの信条唱和、濵田会長挨拶に次いで、来賓の衆議院議員城内実氏、浜松市議会議員和久田哲男氏の祝辞の後、民生委員河合さんと柴山さんから挨拶をいただきました。また、新入会員の村林幸太郎さんの紹介と挨拶を行いました。

    懐かしの童謡唱歌、歌謡曲は、通信カラオケを活用して、「故郷」「ふじの山」「雪」「春よ来い」「いつでも夢を」及び「上を向いて歩こう」6曲を全員で合唱しました。

 会食は、豪華弁当、お菓子、原田梨屋さんから寄贈のミカン、ビ-ル、参加賞のほか梅酒、甘酒などいただいて新年を祝しました。

 演芸大会は、役者が多数そろい、会長他13名が出演し、カラオケで若いころから鳴らした演歌等を熱唱し拍手喝さいに包まれました。最後は、ジャンケン大会とビンゴゲゲ-ムを行い賞品を抱えて散会しました。

   会長挨拶で、特にに強調したことは、みんなが楽しく参加できる運営に心がけたい。健康寿命につながること、家族にお世話にならないように心身を保つ活動を積極的に行いたい。そのため、週3回の月曜会・水曜会・金曜会を誰にでもできる内容に努めたい。新たに参加する方が敷居が高いと感じないようにしたい、であった。

❶  私たちの信条唱和

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❷ 来賓祝辞

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〇 衆議院議員城内実氏   

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〇 浜松市議会議員和久田哲男氏

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❸ 民生委員のあいさつ

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❹ 懐かしの童謡唱歌等の合唱

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❺ 演芸大会 ・カラオケ 出演者多数

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❻ ビンゴゲ-ム

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神原町花の会(花美原会) (400) 花いっぱい活動の再構築

    神原町花の会(花美原会) は、新しい年を迎えて、13年前に花いっぱい活動を始めた当時の原点に返り再構築を目指すことになった。会報の新年号でも冒頭に町民の皆様にさらなる協力支援を呼びかけた。

 1月18日午後1時から神原会館において、神原町花の会の打ち合わせ会を開かれる。新年度役員、植栽計画、協同活動等今後の運営について打ち合わせをするとのことです。多くの町民の皆様にご参加くださるようご案内しています。

    平成29年(  2017年 )  第18回「全国花のまちづくりコンクール」において、優秀賞を受賞したのを機会に、平成30年(2018年4月、会長を相佐末吉氏にバトンタッチした。交代にあたり申し上げたことは、「従来の行きがかりや前任者のことなどに遠慮することなく、新しい発想とやり方で進んでもらいたい。」ということであった。

    今や3年目を迎えようとしている。会長の指導力をますます発揮して、花畑の植栽構想と協同活動とのあり方などの改善向上が進められている。嬉しくありがたいことである。  

    会報の編集などもできる限り早い時期にバトンを渡したいと思っている。

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84歳老いる雑感(83) パソコンの活用に関わる執着心と終活整理 

   昨年は パソコンの外付け機材が故障し過去の写真等のデータがすべて消失した。データをしっかりバックアップしておけばよかったが、後の祭りであった。パソコン専門店に修理に出したら、データの完全修復には20万円程の大枚がいるとの見積りであった。

   人間の執着心やこだわりは恐ろしいものだ。15年間の写真データであり、当初修復に5〜7万円以下であれば何とかならないかと考えた。機材は1万5千円程度で購入したものであった。損得勘定からすれば修理は割の合わないものだ。

    そこで、冷静になって考えてみることにした。果たして大枚をかけてデータの復元を図るべきか。データがそれだけの価値・活用があるのか問い直した。自分にとっては値打ちがあるお宝であっても、自分の死後、家族にとってはゴミ同然となる。これが世の常である。執着心とこだわりが阻害しているのではないかと考えるようになった。

    こうして、最終的には、執着心とこだわりを捨て、早めに終活整理をしたと思って諦めることにした。あの世まで持ってはいけないのだと決断すると、執着心は消えて綺麗さっぱりした気分になった。ものの考えや視点をかえると新しい展開となってきた。 

   今回のことを反省し、危機管理体制として、これから入力するものはデータを確実に保存することにした。そのため保存ルートを2個別ルート設定し、さらに適宜DVD等に保存することにした。

    正月に集まった息子の知恵と能力を借りて、新年からは万全の体制を確立することにした。若い世代ではパソコン、スマホなど自由自在に使いこなせるが、80代以上の高齢者には難しいことがある。操作はできても設定や修復ができないところがあるからだ。

    バソコンの利用は流行を追うのではなく、時代の流れに添う努力が、人生を一層楽しくしてくれる。一旦その中に入って仕舞えば、新しいことへの挑戦の恐怖心が取り除かれていくものである。ブログもその一つである。

    今日の情報化社会の進展は、目覚ましいものがある。文字通り日進月歩である。幼稚園児さえ機器をつついている時代になった。

    団塊の世代の高齢者社会になれば、高齢者のパソコン等活用度は高くなり一般的となる時代がやってくるであろう。

    今年もパソコンやスマホを活用して生活の利便、充実に役立てたいと思っている。

 

 

浜ちゃん日記 家族集合・正月三が日が終わる

    例年の通り、正月前後はわが家に家族が集合し、賑やかであった。正月日和で天候もよし、平安のスタートであった。

    正月は家でゆっくり過ごした。年賀状も多くの友人知人からいただいた。手にとって一枚一枚を拝読し、それぞれの動静を知ることができた。年賀状の効用というものではなかろうか。ありがたいことです。

    一番忙しくはたらいたのは家内であった。毎食の準備から一緒にやってきた犬2頭の散歩の世話までやったから敬服するのみである。

全員揃って外食も2回することができた。恒例の家族全員の写真もタイマーをセットして撮影した。

    静かな日常生活が戻ると、次のお盆の時期が待たれる。皆んなが元気に集まる。これが最高の出来事でもある。

 

 

山門の人生の教示 花のように明るく生きる

    元日には、菩提寺の天龍山洞雲寺に参詣し、ご本尊さんと住職に新年のご挨拶をしてきました。

山門入口の1月掲示は「  花のように明るく生きる 」であった。どんな花でもそれぞれの特色があり美しく咲くものである。花が咲くと一層そこには明るさがある。花を飾るといっぺんに周りが明るくなるものだ。

   長い人生航路においては、山あり谷ありで平坦ではない。予期しない苦難に直面することもある。子供の頃口ずさんだ詩に「心に太陽を.くちびるに歌を」があった。また、昔から「笑顔は福を呼ぶ」と言われている。そこにあるものは「明るく歩む人生」である。人間は自分の心の持ちようで「明るく生きる」ことができる。

    したがって、「花のように明るく生きる」は年の初めにふさわしい言葉であるように思う。笑顔で明るくこの一年を過ごしたい。

   令和2年1月の言葉

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〈 令和2年元旦、天龍山洞雲寺掲示1月の言葉》

浜ちゃん日記  令和2年元旦の初日の出を迎えて

   新しい年を迎えた。今朝は午前5時過ぎに起床し、防寒身支度して5時30分自宅を出発した。

    毎年、遠州灘海岸の天竜川河口付近の防潮堤で初日の出を迎えたが、今年は正反対方向の浜名湖の河口付近・今切口に出かけることにした。浜松市沿岸に建設中の防潮堤は17.5kmであり、防潮堤の東端から西端に場所を変えたことになる。

   場所を変えた理由は、浜名湖河口には有料駐車場が整備されていること、駐車場から海岸に安全に行けること、毎回同じ場所より新しい地点で初日の出を迎えたい、もっと斬新な視点の異なった写真を撮りたい、といったことからであった。

     自宅から駐車場には30分で到着した。料金400円で入門、周りはまだ薄暗かったが広い駐車場であり先着車が多く安心した。初めての駐車場であったので、お隣の車(魚釣り人)に海岸への出口通路を教えてもらった。初日の出までには、ゆったり時間をとったので、暗い中懐中電灯で足元を照らしゆっくりと海岸へ向かうとだんだんと人が増えてきた。意外に海岸へ出る距離が短かった。海岸につくと波の音と潮のにおいでふるさと鳥取県湯梨浜町宇野海岸を思い出した。

    日の出時刻は6時55分、海岸に出て待つことしばし、お隣のサイクリング車できた人と雑談し、初日の出を待った。

    中田島海岸のように人々で賑わってはいないが、初日の出を迎える人が多くなった。

東の水平線が赤く染まりだんだんと太陽が顔を出してくると緊張感が走った。ご来光はどこであっても神々しい雰囲気となる。カメラを構えながら太陽が昇りきるまでシャッターを切った。

   令和2年は、家族全員が元気であること、孫たちの大学合格等それぞれの進む道が平安であること、夫婦が共に無病息災であることを祈った。

  夜が明けてくると、海岸と今切口の防波堤には釣り人が多いことに驚いた。遠く東方向を望むと素晴らしい風景が眺められた。

    折角の機会であることから、帰りは今切口堤防に上がって、釣り人やサーフィンの様子を見物した。大物が釣れていた。特に、海岸から正面のサーフンを見 ることが多かったが、幸い堤防から真横の様子を眺めることができた。

 元旦の初日の出を舞台とした素材の写真撮影はできた。1月の写真勉強会へ提出する作品作りに取り掛かるので結構忙しくなった。こうしたことで今年も元気にスタ-した。趣味活動で足腰が痛いの身体がどうのと言わなくなったのは一つの効用というものであろうか。

 令和2年元旦の初日の出

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❷ 浜名湖今切口防波堤の釣り人

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❸ 17.5kmに及ぶ浜松市沿岸防潮堤

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❹ 大橋をしたから眺める

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❺ 弁天島方向を眺める

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つばさ会活動(12) 浜松つばさ勉強会「パプアニューギニア軍楽隊の創設育成にかかわる話」

1  講話で知る人生ドラマ

    最近よく観るテレビ番組の一つに海外で活躍する日本人を取り上げたものがある。遠く離れた異国の地で壮絶かつ波乱万丈の日々を送った人、厳しい辺境の地に溶け込んでしっかりと生活している人、高く固い志をもって単身赴任して活躍している人などである。そこには隠れた人生ドラマがあり、それぞれの理由と事情があって現在に至っている。世界は広く人生は様々であることを知る。

    こうした番組にどうして惹かれるかといえば、そこには自分が経験・体験しなかった人生があることを知ることができるからである。たま、同じ思いを見出すことがあるものだ。

   昔は小説、探訪記など文字で伝えるものが主であったが、今日では映像を主としたものに取って代わった。両者に共通するものは、わが身を重ねて他人の人生ドラマを観ることができるからである。どこかに共通するものや共感を覚え涙するものがあるからである。

    先日12月25日、浜松つばさ会が主催した勉強会に出席した。講師は会員の水科克夫氏で、浜松市中区旭町のプレスタワー15階21世紀倶楽部で行われた。やはり直接本人から間近に得難い体験談を聴くのは、書物で読んだり、テレビで視聴するより最高である。

2 つばさ会勉強会 会員水科克夫氏の「パプアニューギニア軍楽隊2年間の軌跡」

   つばさ会の勉強会と懇親会は機関紙「心友」で承知し参加を連絡しようと思っていたが、多少ボケたせいかいつの間にやらど忘れしていた。工藤邦彦事務局長から電話をもらい勉強会と懇親会(忘年会)に参加することになった。

    講師の水科氏は、定年退官後日本国際協力機構や(JICA)からパプアニューギニアへ派遣され、同国の軍楽隊の創設・育成に尽力され、その功績により日本管打吹奏楽アカデミー賞特別部門賞を受賞されている。

    今回の勉強会では、パプアニューギニア軍楽隊の創設・育成に関わった2年間の活動概要などをフロゼクターを使って紹介された。特に、同国の軍楽隊要員に対し、全くの初心者を国民性を踏まえながら信頼関係を築いて教育訓練した貴重な体験談は強く印象に残った。そこには冒頭に触れたような、水科氏の人生ドラマがあり、一般では知ることやできないことを知ることができたからであった。

    勉強会に参加する以前に、わが国のパプアニューギニア国防軍の軍楽隊の創設・育成に関する能力構築支援事業については、防衛白書や資料などで見たり、どこかで聞いた覚えがある程度であった。

   今回こうして勉強会で水科氏の活動の一端を知ることができた。また、これを機会に陸上自衛隊中央音楽隊から派遣された教官要員が組織的な活躍により、パプアニューギニア国防軍軍楽隊の創設・育成に貢献されたことを知った。施設部隊等の国際貢献活動は広く知られているが、軍楽隊の育成を深く知ることとなり防衛省自衛隊の能力構築支援事業について理解と強い関心を持っことができた。

    勉強会後、インターネットを開いてみると、防衛省自衛隊陸上自衛隊、外務省などのホームページには、パプアニューギニア国防軍軍楽隊の創設・育成に関する説明、動画などが多く公表されており、さらに勉強することとなった。

     つばさ会勉強会では、軍楽隊の専門家として水科克夫氏が、軍楽隊の創設・育成に単独及び陸自中央音楽隊派遣の教官陣と合同連携して,任国で2年間にわたり、譜面も読めない素人同様の要員を一から教育し、立派な軍楽隊が形成されていく過程を詳しく説明された。誠心誠意をもって育成にあたった苦心の教育法などに終始全員が引き込まれて話を拝聴した。

3【所感】

❶  わが国の開発途上国に対する 政府開発援助(ODA

     今回の勉強会で、パプアニューギニア軍楽隊の創設育成の話に関連して、政府開発援助」とJICA(ジャイカ/独立法人国際協力機構)について勉強する機会を与えられた。

 政府開発援助は、国またはその国の国際協力の実施機関が、開発途上国または国際機関に対して、開発途上国の経済や社会の発展、福祉の向上に役立つために資金・技術提供を行うものである。英語のOfficial Development Assistanceの頭文字をとった略称で「ODA(オー・ディー・エー)」と呼ばれている。日本の政府はODAを1954年10月6日に開始し、これまでに190の国や地域への支援を実施している。また、JICA(ジャイカ/独立法人国際協力機構)は、このODAを包括的に行う実施機関であるり、ネットを開いてみると活動の状況を知ることができる。 

❷  自衛隊国際貢献の分野 能力構築支援事業 

 防衛省自衛隊の能力構築支援事業は、関心を持って調べてみると、国際社会において、人道支援・災害救援、地雷・不発弾処理、防衛医学、海上安全保障、国連平和維持活動など幅広い協力支援が行われていることを知ることができる。
 特に、東南アジア諸国をはじめとする国々の防衛当局からは、防衛省に対し、自国の能力構築への支援要請が寄せられている。それだけ防衛庁自衛隊の能力は国民が知る以上の実力を有しているというとでもある。今後一層は、能力構築支援事業を発展させてもらいたいものである。

 陸上自衛隊中央音楽隊パプアニューギニア国防軍の軍楽隊の創設・育成に貢献したのもその事業の一つであった。こうしてみるとい自衛隊の活躍は頼もしい限りである。

 自衛隊退官後の国際社会における活躍と貢献

    自衛官の定年退官後の活躍の場は様々である。水科克夫氏のように音楽大学を卒業して、音楽幹部としての道を歩まれ、航空音楽隊の最高位である中央音楽隊長として活躍された豊富な知識経験をもとに、専門家としてパプアニューギニア国防軍軍楽隊の創設・育成に関わることができたことはとても良かった。

     講演を拝聴して、JICAの派遣として水科氏が選ばれた背景も理解できた。実に素晴らしい人選であった。

❹  貴重な活動の一端を紹介したかった

   勉強会の様子は、当初、簡単に紹介する程度に考えていたが、ネットで調べてみたら、パプアニューギニア国防軍の創設・育成について、水科克夫氏の活動は、単に「専門家」とだけしか出てこないので、せっかくの機会であるから、もっと詳しく紹介しようと思った。勉強会で素晴らしい話を拝聴し、元自衛官の活躍を取り上げてみたかった。

   写真は、このブログのために撮るつもりはなく、単に自分の理解に役立てるために、自席から時折撮影したことから、一部分しか写っていないものも多い。ちゃんと正面から撮影しておけばよかったと反省している。

❺  根気よく愛情をもって育てる

   元航空中央音楽隊長水科克夫氏の「パプアニューギニア軍楽隊2年間の軌跡」を拝聴し同感するところが多かった。

 初心者に対する教育訓練は、自衛隊における新隊員教育や特技教育と同じで、教育の仕方はこうした教育を担当した者にとってはお手のものと言える。

    任地国の国民性を理解して、根気よく愛情と真心を持って軍楽隊要員を「育てる」信念をもって、2年間にわたり、精進された話は心に響くものがあった。なんと言っても長期にわたる滞在で人間関係が出来上がり、相互の信頼が生まれたことが一番であったと理解した。

   

防衛省自衛隊の能力構築支援事業
1.能力構築支援とは
 能力構築支援とは、自国が有する能力を活用し、他国の能力の構築を支援することです。
防衛省自衛隊は、能力構築支援をはじめとした、より実践的かつ多様な手段を組み合わせることにより、防衛協力・交流の一層の強化・深化を図っています。
2.安全保障・防衛関連の能力構築支援
 国際社会においては、人道支援・災害救援、地雷・不発弾処理、防衛医学、海上安全保障、国連平和維持活動などの安全保障・防衛関連分野においても、能力構築支援の重要性が認識されています。
 東南アジア諸国をはじめとする国々の防衛当局からは、防衛省に対し、国際会議や二国間会議などの様々な機会を捉え、自国の能力構築への支援要請が寄せられています。
3.国家安全保障戦略、防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画における記述
(1)平成22年12月に閣議決定された防衛計画の大綱や中期防衛力整備計画において、自衛隊が有する能力を活用し、能力構築支援に取り組むことが初めて明記されました。
(2)平成25年12月に閣議決定された国家安全保障戦略においては、能力構築支援の更なる戦略的活用、安全保障関連分野でのシームレスな支援等が謳われています。同時に閣議決定された防衛計画の大綱や中期防衛力整備計画においても、能力構築支援を推進し、対象国及び支援内容を拡充していく方針等が掲げられています。
4.防衛省自衛隊による能力構築支援の概要
防衛省自衛隊は、自らが有する能力を活用して他国のニーズに応えるべく、次のような形で、能力構築支援に積極的に取り組むこととしています。
(1)対象
他国の軍又は軍関係機関
(2)分野
人道支援・災害救援、地雷・不発弾処理、防衛医学、海上安全保障、国連平和維持活動 等
(3)形態
自衛官等を一定期間派遣しての教育訓練
自衛官を派遣しての短期間のセミナー
防衛省自衛隊関連部隊・機関等への研修員の受け入れ 等
(4)意義・目的
◯ 以下を通じて、国際安全保障環境の安定化・改善を図り、ひいてはわが国の安全の確保を図る。
① 支援対象国が自ら国際安全保障環境の安定化・改善に貢献すること
② 支援対象国との関係強化
③ 米国や豪州をはじめとする他の支援国との関係強化
④ 国際社会におけるわが国の信頼性の向上
自衛隊の能力の向上を図る。

 

 パプアニューギニア国防軍 軍楽隊育成
                      防衛省自衛隊ホ-ムペ-ジ出典
事業紹介
期間    平成30年1月17日~3月7日
場所    ポートモレスビーパプアニューギニア
支援対象
パプアニューギニア国防軍 軍楽隊員47名
派遣要員  教務要員として陸上自衛官5名
 軍楽隊(吹奏楽)の新編に必要な知識・技能の更なる向上に向け、パプアニューギニア(PNG)での長期間に亘る音楽教育(約2か月間)を行い、楽器奏法(個別・合奏)、音感訓練、音楽理論及び行進演奏を指導しました。
 今回の音楽指導を通じ、PNG軍楽隊は中級程度の合奏が可能な技術レベルに到達しています。

パプアニューギニア能力構築支援事業(軍楽隊育成)

                      陸上自衛隊 広報チャンネル      出典
陸上自衛隊は、パプアニューギニア能力構築支援事業として、パプアニューギニア国防軍の軍楽隊(吹奏楽)新編に向け音楽教育を実施してます。

 

パプアニューギニア独立国
日本が支援してきたパプアニューギニア軍楽隊がAPEC首脳会議及び閣僚会議で演奏         外務省ホ-ムぺ-ジ出典 
平成30年11月30日
16日 日・パプアニューギニア外相朝食会における演奏
17日 安倍昭恵総理夫人によるマーレイ駐屯地訪問時の演奏
17日 APEC首脳会議歓迎夕食会入場時の演奏
 2018年11月,我が国が支援を行っているパプアニューギニア軍楽隊が,アジア太平洋経済協力APEC)首脳会議及び閣僚会議出席のため同地を訪れている各国関係者の前で演奏を行いました。我が国は,同軍楽隊の立ち上げ時より支援を行ってきており,ODAでは,2017年3月よりJICA専門家の派遣,新品楽器の供与,そして,今次APEC関連の式典の場で演奏された行進曲『March "Port Moresby"』を含む我が国作曲家による楽曲の提供を行ってきました。

 

〇つばさ勉強会「パプアニューギニア軍楽隊の創設にかかわる話」 

❶ 勉強会の様子

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❷ 講師 元航空中央音楽隊長 水科克夫氏と演題

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❸ 講師の自己紹介

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 ❹  司会・紹介 石原敏和氏

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❺ パプアニューギニアの概要

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❻ 日本国際協力機構(jica)専門家としての実施事項

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 期間・区分・内容・感じたこと

       派遣期間 2017年3月8日~2019年3月7日

⓵ 2017年3月     防衛省派遣教官と合同

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⓵ 第1期  2017年3月~5月 専門家単独

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② 第2期  2017年6月 単独

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③ 第3期  2017年8月~10月 防衛省派遣教官と合同

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 ④ 第4期  2017年10月~12月  専門家単独

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⑤ 第5期 2018年1月~   防衛省派遣教官と合同 

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⑥ 第6期 2018年4月~   専門家単独

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⑦ 第7期        防衛省派遣教官と合同

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⑧ 第8期  2018年9月~  専門家単独

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⑨ 第9期  2018年   防衛省派遣教官と合同

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ラバウル訪問については省略