元自衛官の時想(25)「 第15回 国民の自衛官」に選ばれた隊員及び部隊の横顔(4)

    毎年、防衛省自衛隊の各専門分野での地道で顕著な功績を顕彰する「 第15回 国民の自衛官」は、素晴らしい事業であり、OBの立場から見ても今も昔も変わらぬ自衛隊の実相を的確にとらえており、説得力があり、いつも爽やかな記事に感動している。

 また、選ばれた隊員及び部隊の透徹した使命感・旺盛な責任感・どんな困難な任務でもやり遂げる実行力と優れた指揮統率・部隊運営・部隊能力に共感するものである。フジサンケイグループが数あるメディアで毅然として顕彰事業を実行していることが素晴らしい。表彰式は、10月11日に行われる。

産経新聞記事 出典

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《 新分野の高度な機内医療で活躍した矢嶋1佐が登場した。小牧基地における航空機動衛生隊の新偏と機動衛星ユニットは広く知られるようになった。航空機動隊は、平成18年10月に編成された航空自衛隊初の部隊である。機動衛生ユニットという専用のコンテナを搭載、ユニット内には医療器材を装備し、患者の継続的な医療監視を行い病態の急変に対応できる医療活動(高度な機内医療)を行う。医官1名、看護師1名、救急救命士1名、管理要員(衛生幹部)1名の計4名で1チームを構成し、機動衛生ユニット1ユニットに1チームで対応しているといわれている。現場近傍地域では十分な医療を受けられない重篤な傷病者を航空自衛隊の航空機を使用して搬送し、より高度な医療を受けられることにより救命率の向上を図ることを目的としている。着実に活動実績をあげている。  》