浜ちゃん日記 天龍山洞雲寺の山門施餓鬼会

1   8月15日という日

   昨日8月15日は 、浜松市西区神ケ谷町の天龍山洞雲寺の山門施餓鬼会に参加した。この日は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」(昭和57年4月13日閣議決定)である。大東亜戦争終結敗戦の日であり、終戦の日でもある。国民学校小学生5年生の時であり、その日のことは子供ながらよく覚えている。

 浜松市では、8月15日、先の大戦において亡くなられた方々を追悼し平和を祈念するため、毎年浜松市戦没者追悼平和祈念式が開催されている。自治会長等の在任間は必ず式典に参列したものである。こうした役職の時以外は菩提寺の山門施餓鬼会に参加している。 

2  山門施餓鬼会と御詠歌

 山門施餓鬼会については、ネットでもその由来など詳しく解説されているので省略する。本会には初盆の親族が主体で一般の檀信徒が加わっている格好である。お参りに際しては「水向料」をお供えしている。

●   心の中で詠じた御詠歌

    今回は、御詠歌奉詠に焦点を当ててみた。受付で御詠歌の歌詞が事前に配られたので御詠歌衆に合わせて心の中で詠じてみた。じっくりと歌詞内容を考えながら詠じていくとなるほどと得心のいくものがあった。御詠歌を単に耳から聞くという立場であると聞き流しそのままで終わってしまうが、御詠歌の歌詞内容を見ながら御詠歌衆に合わせて声が出るかでないかぐらいで口元で詠じるありがたい時間となった。

●  御詠歌の特色と奉詠

 今回の奉詠は、①薬師佛和讃 ②施餓鬼精霊供養和讃 ③地蔵菩薩和讃 ④父母感恩和讃であった。特に、父母感恩和讃はすでに亡くなった私と家内の両親の思い出が去来し感涙を覚えた。
 御詠歌は、仏教の教えを五・七・五・七・七の和歌と成し、旋律に合わせて唱えるものであるが、分りやすく、平たい言葉で、リズムに乗って、調子がよいことから練習を重ねればうまく詠ずることができそうに感じた。家に帰ってからネットで御詠歌の動画を拝聴してその意を強くした。
3   参会者全員の御詠歌奉詠
 せっかくの機会であるので、大部分の方々が聴くだけではなく、司会等がそれなりに解説を加えて、御詠歌衆の主導のもとに一緒に詠ずるようにすれば初盆で詣でられた多くの方々にとっても山門施餓鬼会参加、供養の意義と御詠歌のありがたみが一層深まるように思った。 受付で御詠歌の歌詞を配ったのはこうした意図があったのであろうか。

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 《 天龍山洞雲寺の山門施餓鬼会の様子 》