山門の人生の教示  一丈の堀をこえんと思わん人は、一丈五尺をこえんとはげむべきなり

    毎月1日と15日、浜松市西区神ケ谷町の菩提寺天龍山洞雲寺に詣でて、墓苑の墓参りをしている。 6月1日から2泊3日の予定で、「87歳を迎えて、故郷とつとりを訪れる旅」にでるため前日に墓参りをした。

 山門入り口の掲示は、「一丈の堀をこえんと思わん人は一丈五尺をこえんとはげむべきなり」であった。

 ネットで確認してみたら、浄土宗の浄土宗の開祖法然(平安末期から鎌倉初期の僧侶)が説かれたことばとのこと。

 「  幅一丈(約3メートル)の堀を飛び越えようと思うなら、その1.5倍の堀を飛び越えるぐらい練習・訓練しないと成功・達成できないないものである。」と理解する。

 かって、航空自衛隊現職時代における諸訓練も同じであった。1.5倍どころもっと上を目指して猛訓練をしないといざという時に、実力を発揮できないものである。スポーツ選手も同じではなかろうか。

    特に,強靭な精神的かつ身体的な能力を高めるには,合理的な方法を取り入れて、一にも二とも練習,練習・訓練,訓練である。

 この名言は,日常生活においては,あまり1.5倍と言った数値などにとらわれずに,自分で目標を設定し,それに向かって努力をすることを諭したものと理解するとうまくいくのではなろうか。自分でもくひょう目標を立てて結果が実って来たら,さらに次の上の目標には進めばよい。段々と一歩一歩緩やかに進んでいくと実力を発揮できる基盤が確立されてくるものだ。

❶ 天龍山洞雲寺の山門の掲示

 「一丈の堀をこえんと思わん人は一丈五尺をこえんとはげむべきなり」

 天龍山洞雲寺の全景