浜ちゃん日記  地域活動の先覚者・推進者・原動力

三重海軍航空隊

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《 平成25年11月28日撮影  香良洲歴史博物館の入り口に設けられた「三重海軍航空隊の門」と碑である。祖国日本ため少年航空兵が訓練に精進、この門をくぐった。》

 

組織活動の立役者揃い

   11月28日から29日まで、伊勢志摩方面に一泊二日、浜松市シニアクラブの役員研修・交流・親睦旅行に参加した。

   香良洲歴史博物館(三重海軍航空隊記念館)の見学、二見 ヶ浦、伊勢志摩国立公園・浜島温泉鯨望荘(泊)、懇親会、式年遷宮伊勢神宮参拝などであった。

    参加者は各地区の連合会長及び女性部長31名であった。地区連合会長はその地域の自治会長、社会福祉協議会会長等を経験した者が多かった。

    夜の部で、いろいろな話題・会話の中で、長年にわたって地域において、情熱をもってさまざまな役職で活躍、功なり遂げたシニアと交わる機会を得て感銘を受けることが多かった。

     

わが人生経験を取り巻く環境

    人が自分の人生の中で経験することは各人各様である。同じような経験でも、それをどのように感じ受け止めるか人生観・価値観によって異なる。

    振り返ってみると、自衛隊の現役時代の様々な職務・指揮官・幕僚経験と職務への取り組み・転勤・地域との交流、退官後の自動車保険料率算定会における課長・所長経験と事務所統合、日本損害保険協会の自動車保険請求相談センターの所長経験と相談事案への対応、この間の静岡県隊友会、浜松鳥取県人会、五桜会、浜松防衛団体連合会,神原町自治会、神久呂地区自治会連合会、第一期操縦学生会,神原町花の会,神原町シニアクラブ,神久呂地区シニアクラブ連合会等の正副会長・代表等の経験・主要事業への取り組みを通じていろいろと経験してきた。その時々、先輩・同僚・仲間に支えられ助けられてきた。

 

組織活動の先覚者・推進者

    自分の様々な経験を通じて言えることは、「 どんな組織でも、活動の先覚者とか推進者・原動力となつた立役者がいるものだ。」と言うことである。

  とりわけ 地域活動におうては、 組織創設の産婆役・中心人物となったり、組織の活性化・大改革など大転換の推進役・執行役となった人が存在して実現するものである。

   仮にその組織の一員がこんなことをやりたいと構想を抱いたとしても、その構想や発想を提案・策定・実行する地位・役職に就いていないと難しいものだ。

   上は国家レベルから下は地域社会の団体であろうが、政治・経済・社会・文化などを問わず、それぞれの分野で、大役を与えられ果たせる役職・職務に出会うことはチャンスであり、運命でもある。

    地域活動で献身的な奉仕に徹し、頭が下がり尊敬する多くの方々に接してきた。

    従ってチャンスに恵まれたら最善を尽くし悔いを残さないことである。

 

組織活動の成果を左右するもの

   どの分野でも組織の大小に関わらず、会長・代表等と名の付くトップとなる人材はそれなりの優れた資質能力を備え、周りから推挙されて就任するのが一般的である。

    特に、地域における各種の団体の長の場合、みんな知識・経験・能力等においてはそんなに大きな差はないものだ。  

     あるのは、「職務・役目に取り組む胸に秘めたる意欲と情熱」「失敗を恐れず先頭に立って進む積極性」「常に現状に甘んじず改善・向上を目指す進取性」「方策策定し具現実現する企画力と実行力」「組織を束ね構成員の意欲と能力を最大限引き出す統率力」の差である。

最終的には,「決断力と実行力」にあると思う。  

  

 昇り坂にバトンタッチが最高

    地域活動において長期間同じポスト・会長職にある者にとって、心すべきことがある。

   それは長くなればなるほど、「鈴をつける人」がいなくなることである。日本人の美徳として,他人を引きずり降ろしたりすることは好まれない。

   よく話のなかで、組織のトップの後継者問題が話題となる。いろいろと話しているうちに、 実際は後継者がいないのでなくて,自らが後継者を作らないでいることである。

    後継者育成する事が最大の責務なのにそのことに、気付かなかつたり、避けたり,怠っていることがある。

     組織の先覚者・推進者・原動力となった人は、そのことを強く自覚しなけれはならない。実力者となればなるほど、周囲に「鈴をつける人」がいなくなり,「自らの進退は自らが決する」ことが肝要である。

    昇り坂で、まだまだ十分余力がある時に後継者にバトンタッチが最高である。自分が周囲から最高の信頼と影響力を与えられているうちに後継者にバトンタッチしないため、時期を失するケースがある。

  人生は芝居と同じだ。興奮と拍手のなかで花道を下がると自分も周りも爽やかである。