隊友会活動(50) 隊友の故鈴木美三様のご逝去と葬儀

 敬愛する隊友鈴木美三様が4月4日享年95歳(満93歳)の長寿を全うし逝去されました。先輩及び長年の友人として去る4月6日通夜及び4月7日行われた告別式に参列ました。告別式においては、隊友会及び友人代表として弔辞を捧げました。

 鈴木美三隊友は、昭和4年11月12日磐田市福田に生まれ、高校を卒業するや、若くして、戦後の浜松市警の警察官、次いで昭和25年8月警察予備隊に入隊、陸自から昭和29年創設の航空自衛隊に転官、航空警戒監視任務から基地及び部隊保全を任務とする基地調査班の先任空曹として八面六臂の活躍、さらに、3尉候補者課程、人事幹部課程を修了されて、航空自衛隊調査隊の新編に参画し、保全任務一筋を歩まれた。

 特に、浜松地方調査隊長として俊腕を発揮され、抜群の指揮統率をもって活躍されたことは特記べきことでした。

 昭和55年11月定年退官後は、損保業界に転進され、東京海上火災保険会社で勤務され、浜北出張所長として全国一の業績を上げられた後、ウイング総合保険を自営されました。

 退官後は、社団法人隊友会浜松支部支部長、静岡県隊友会副会長、浜松防衛団体連合会幹事長として自衛隊と国民との架け橋に活躍され、大きな功績を残された。また、航空自衛隊退職者の浜松つばさ会会員として活躍するほか、地域の自治会長として地域社会に貢献されました。

 鈴木美三隊友のお人柄は、自衛官時代及び退官後においても変わらず、その胆力、度胸、実行力、行動力、調整力、説得力、発信力及び交際力は抜群でありました。

 葬儀は家族葬として、しめやかに神式で営まれました。元静岡県隊友会会長今村昭八氏(元浜松基地司令)、静岡県隊友会会会長内山好夫氏(元浜松基地司令)の他支部長経験者など隊友が参列し、最後に「浜松航空隊歌」を全員で合唱しお見送りをしました。

故鈴木美三様の葬儀(告別式)  令和5年4月7日