1月11日夕、恒例の浜松基地賀詞交歓会が開かれ出席した。今年は酉年、航空自衛隊の部隊章は大空を飛ぶ鳥の羽根を表しており一層、飛躍の年となることを祈念してやまない。
新年早々から国際情勢は予測しがたいほど激動含みで厳しいものが予測される。 厳しい 国際情勢であればこそ、国家の確固たる外交・軍事・経済戦略が必要である。国家の舵取りは、不動の信念と気骨のある政治家、強いリーダージップのあるトップが求められる。
こんな思いで新年交歓会に出席した。航空自衛隊を平成2年4月退官してOBとなってはや27年、新年賀詞交歓会をはじめ観桜会・納涼祭・航空祭の浜松基地基地四大行事には、毎年参加してきたから感慨深いものがある。
かって、隊友会浜松支部長をしたときは、賀詞交歓会や航空祭の祝賀会で乾杯の音頭、万歳三唱を何回かしたことがあった。
退官した数年間は、基地所在の司令官、基地司令とは一緒に仕事をしたことがあり、大抵顔見知りであったが、今や世代が変わった。航空自衛隊の教育のメッカである浜松基地には、歴代優れた人材が指揮官に登用・補職され、安定した基地運営が行われている。
時代がどのように変わろうと、変わらなものは、わが国の平和と独立を守る自衛隊の使命であり、自衛隊基地の存在であろう。
今回は、写真で賀詞交歓会の一部を綴ってみた。
《 開会前のメインテーブル 、会場の隊員食堂は祝賀参加者で満員となった。 》
《 主催者 第1航空団司令かねて浜松基地司令 谷嶋正仁(やじままさひと)空将補のあいさつ、谷嶋司令は防大第34期、平成28年12月基地司令に就任されたばかりであった。》
《 共催者 浜松防衛団体連合会会長大須賀正孝氏のあいさつ、大須賀氏はは浜松商工会議所会頭で浜松防団連4代目会長に平成26年10月就任された。》
《 全員のヨイショの力強い掛け声で鏡割りが行われた。 》
《 湖西市長影山剛士氏乾杯の音頭、影山氏は12月6日に就任された。県内最年少の首長になる。 》
《 万歳三唱の音頭を取った浜松つばさかい会長 飯塚飯塚雅視氏 》
【所感】
1.祝賀会の設営及び運営は真心がこもっており立派であった。接遇担当の隊員は積極的に任務を遂行していた。名物のカレーライスなど好評であった。
2.厳しい寒風の中での警備・誘導・案内などきびきびとしており的確であったように見受けた。本当ご苦労さんの一語に尽きる。
3.民進党の国会議員の出席がありよかったと思う。国家の防衛は、古今東西いずれの国においても当たり前のことであり、空理空論は通用せず、党派を超えたものであるからだ。
4.基地外の西山寄り道路は、毎度のことであるが、今回も渋滞しておりかなり時間がかかって入門することになった。平時における朝夕の慢性的な地域の交通渋滞の解消、通学者等の交通安全はもとより非常災害時における拠点基地としての機能発揮のための進入路の確保、非常時の隊員の迅速な登庁の確保などから地元自治会及び地域住民が熱望している道路の拡幅については、その必要性と早急な対処を痛感した。
平時から空地からの進入・進出道路の確保は両輪であり、民生の安定、部隊活動の基盤となるからである。