心に残る名所巡り 浜松市西区東大山の河津桜祭り

 去る2月28日、午後浜松市西区東大山の河津桜を見物した。

 16年前から先進的な地域活動によって、花川堤防に河津桜を育成し、隣接の休耕地に菜の花を咲かせる努力を重ねた。その成果が今日、河津桜の名所として、素晴らしい「河津桜祭り」を毎年開催することができるようになったと言われている。

 河津桜の育成は、神原町花いっぱい活動開始と同じ頃であった。まちづくりは10年.20年先の夢をしっかりと描いて、地道に継続して、コツコツと鋭意努力をして実を結び花開くものである。

 花いっぱい活動も何もないところから、まちづくり構想を策定し、事業を具体化して逐次実行した。長期にわたって継続し、成果が実を結んだ時の感動は格別である。地域の花活動を経験した一人としてその苦労が拝察できる。心から敬意を表するものである。こうしたことを思い出しながら河津桜並木を散策すると一層素晴らしものに見えてきた。

浜松市西区東大山の河津桜と菜の花  令和5年2月28日午後撮影