令和4年・第20回「国民の自衛官」顕彰(3)  陸自第31普通科連隊 山田正人即応予備2等陸曹(48)

国民の自衛官横顔 (3) 現役当時と変わらぬ思い

陸自第31普通科連隊 山田正人即応予備2等陸曹(48)

産経新聞記事 令和4年9月16日 出典

所感】

 今回、陸自第31普通科連隊 山田正人即予備2等陸曹が、「即応予備自衛官」の代表として、「国民の自衛官」として顕彰されたことは、「即応予備自衛官」が、数々の実動と活躍の功績から広く社会に認められるようになったという事である。

 山田正人即予備2等陸曹が、国家国民のために頑張る職務に誇りとやりがいをもって、年間30日の訓練招集を18年間連続達成したことは素晴らしいことである。職場の警備会社の理解もさることながら平素における職場における人間関係の協調と家族の協力があったものと推察する。現職時代と変わらぬ使命感を保ち信念をもって職務を実行しことに敬服するものである。

 即応予備自衛官予備自衛官及び予備自衛官補に任用されている皆さんは同じ思いではなかろうか。今後さらに予備自衛官等制度について、国民の関心と理解が深まることを期待する。

     即応予備自衛官制度は、平成9年(1997年)に創設された。自衛隊では、常備を中核とする自衛官の他に、予備自衛官等制度を設け、即応予備自衛官予備自衛官予備自衛官補の三種を設置している。

 その中でも即応予備自衛官は、即応性の高い予備要員として任用された者のことであり、通常の予備自衛官よりも訓練・出頭回数を多く義務付けられ、予備自衛官等制度の中で最も高い錬度が期待されている。

  陸上自衛隊ホ-ムぺ-ジによると、「即応予備自衛官」を  次のように説明している。

即応予備自衛官とは

即応予備自衛官は、非常勤の特別職国家公務員として、普段はそれぞれの職業に従事しながら、 訓練招集命令により出頭し、即応予備自衛官として必要とされる知識・技能を最底限確保するため、年間30日間の訓練に応じます。

有事等の場合には、防衛招集命令、国民保護等招集命令あるいは治安招集命令により出頭し、 即応予備自衛官から自衛官となり現職自衛官とともに防衛招集、国民保護等招集あるいは治安招集に応じます。

また、大規模な災害等が発生し、現職自衛官により構成される部隊だけでは対応が不十分な場合には、災害派遣等に派遣され、部隊の一員として活動します。