わが神原町  記録的な大雨と広範囲の道路冠水への対処

 7月26日、東海沖を北上する熱帯低気圧の影響で、朝方、7月の観測史上最多となる1時間に78.5ミリの雨量が降り、道路冠水等の被害を下掲の通り中日新聞夕刊は報じた。静岡地方気象台によると、雷を伴う強い雨雲が遠州南付近に停滞し、浜松市で激しい雨をもたらした。

 西区のわが神原町も広範囲にわたり道路が冠水した。わが家においても家の前の道路が冠水したのは自宅建設以来32年初めてである。60年以上住んでいる近所の方も初めての経験であったと語っていた。

 わが町は、三方ヶ原の高台にあり恵まれた環境にあるが、町内に設けられた二本の開水路が健康広場付近で合流し一本の開水路になる。これらは九領川につながっていくが合流後の水路が2本の開水路とほぼ同じ程度の幅のため、合流水を処理するには水路の幅が狭く処理しきれないため、集中豪雨に対して合流地点から道路冠水が始まり、町内の2本の開水路は満杯となり、次第に道路冠水が全域に拡大していったものである。

 合流後の水路は、静岡県の所有地を通っており、浜松市だけでは解決できない課題を抱えていることから、浜松市だけでは対処が難しく、静岡県の協力なくしては解決できない問題でもある。また、下流の大久保町などの河川の増水,改修などの関連もあり総合的な対処が必要である。

 かって、平成17年自治会長に就任した時から取り組み、その後の歴代の自治会長が開水路の改善要望の継続と合流地点の改良、合流開水路の一部改良と2回の改修を図ってきたが、抜本的かつ大規模な改善対処をしない限り、百年に一度の長時間の集中豪雨が来襲すると町内全域の道路冠水だけではなく、床下浸水等の被害に及ぶ可能性が大である。わが町にとっては最大の課題である。

 自治会長を中心に町内の英知を集めて、合流後の流水処理の科学的、土木的な解決策を調査研究策定し、ここまでくると全町民の結束と要望をもって行政段階で解決できなけれは、政治的な解決が求められるのではなかろうか。

❶ 浜松に記録的な大雨の記事  中日新聞夕刊 令和4年7月26日

 大雨後の神原町内の冠水状況

① 神久呂協働センタ-から健康広場方向を望む 令和4年7月26日0929撮影

② 神久呂協働センタ-駐車場から 健康広場方向を望む     令和4年7月26日0937撮影

③ 神久呂協働センタ-駐車場から  令和4年7月26日0942撮影

⑤ JAとぴあ神久呂支店に至る道路      令和4年7月26日0945撮影

❸ 大雨の最中・わが家の二階から見た道路及び付近の冠水   令和4年7月26日0827撮影