86歳老いる雑感(219) 3人の孫が3年続きの成人式に思う

 明日10日「成人の日」であるが、一昨年から一番目の孫娘、昨年は2番目の男の孫、今年は男の孫と3年連続で成人式を迎えた。

 外孫であり、年に数回とたまにしか会うことがないが、誕生の頃はわが家で世話をしてきたので、正装した写真を見ると溌剌かつ凛々しい姿によくぞ立派に育ったと褒め称えている。

 浜松市の成人式は、毎年成人の日の前日に中学校区ごとに成人式が行われている。地域の自治会長、シニアクラブ連合会長当時、毎年の成人式実行委員会の一員として、成人式の式典に参列したことから、成人式、記念撮影、茶話会の様子や成人となった若者の姿を見聞してきた。わが孫を見る思いあった。

 毎日の老夫婦の会話の中に、孫に関する話題がよく上がる。社会人として自分の目標に向かって堂々と生きてほしいこと、社会の一員として自分に与えられた役割を責任を持って立派に果たすこと、しっかりと健康管理をして明るく毎日を過ごすことなどである。

 妻は、LINEで3人の孫と時折、近況をやりとりしている。便利な時代となったものである。孫たちの記憶にない赤ちゃん時代を世話をしてきただけに、可愛さは人一倍である。これが肉親の情と言うものであろう。

 人間は、成人したら親からも離れて独り立ちしていくものだ。じっと見守るしかない。

 社会の荒波を乗り越えていく、生活の知恵と逞しさは、失敗と悔しさを体験しながら自然に身につけていくものであるからだ。

 将来の目標に向かって進むためには健康であることが一番である。病気や弱い身体では自分で決めた志を実行することができない。

 若い時も、歳をとってもこれだけは同じである。健康であれば必ず事を成し遂げることができる。自分なりにやり遂げた満足感こそが人生の生き甲斐につながってくる。孫たちに幸あれ。