わが趣味活動( 82) 若い時代とつながる昭和の歌謡

 わが人生は、昭和、平成、令和と三時代を歩んできたが、昭和10年(1935年)生まれであるから、幼児期、少年期を経て、青年期及び壮年期と人生の最もエネルギ-に満ちた活動期を昭和時代で過ごしたことになる。

 特に、自衛隊勤務の大部分は昭和時代であった。大東亜戦争の敗戦による終結から国家の再建や政治、経済、社会全般を見聞し、経験してきたので、何かにつけて当時のことが脳裏に浮かぶことがある。

 今や昭和時代は遠くになりにけりであるが、趣味のカラオケでは、最近、昭和の歌謡曲を歌う機会が多くなった。DVDで昭和の歌謡曲はほぼ全部を揃えて活用していたが、この頃はいちいちビデオを視聴するのも大変なので、スマホの音声機能でカラオケを呼び出して、気軽に家で歌うことにしている。

 よく新聞広告にも「昭和の歌謡すべて」が掲載されるので、切り抜いてタイトル一覧表を作り、これはという曲を順番に口ずさむことにしている。

 何と言って昭和の歌謡曲は、素朴で味があり、当時の出来事と結びついて時代を振り返ることができる。歌詞もよし、歌手の多くの方が亡くなられているが、映像で素晴らしい歌声を聞くことができる。

 毎週火曜日は、町内のカラオケクラブの定例会である。平成8年に結成したカラオケクラブも25名から4名となってしまった。創設期からやってきた同志はたったの2名となった。25年の歴史を刻んだクラブも本年度末で幕を閉じることにしている。

 定例会では新曲に挑戦しており、火曜日の午後は新曲を何回も聴いて練習に励んでいる。こうしたことを除いては、もっぱら口ずさむ曲は昭和の演歌である。一番座りがよく落ち着くものがある。共に生きてきたという共感であろうか。

    カラオケ定例会に出かける前に、自宅の近くから夕暮れの田園風景をデジカメに収めた。静寂の中にカエルの呼び声が聞こえてきた。

今日の夕暮れの田園風景     

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