85歳老いる雑感(95)  人生すべてに満点を求めず、ほどほどが座りよい

 生きとし生けるものすべてに最盛期があり、最後がある。人間、動物、植物など生命のあるものに永遠の不滅というものはないのではなかろうか。あったとしても形を変えてして種が継続して生き延びているように思う。

 歳をとったせいか、人の生命、寿命、終末といったことを考えるときがあります。昨夕は96歳の方のお通夜で弔問をしました。家族の皆さんの温かい愛情に包まれて、人生を全うされたとのことでご冥福をお祈りしました。

 昨日午前は、シニアクラブの月曜会グラウンドゴルフを健康広場で楽しみました。地域の明るい環境づくりに寄与したいとの思いで、健康広場の入り口に「ありがとう花壇」を設けて、コスモスを咲かせましたが、今日が最高の花盛りであったように思いました。一番のピ-ㇰだけに誇らしげにどうぞ観てくださいと語りかけているように見えました。

 これからは、コスモスも日一日と下り坂となってきます。来週月曜日には、プレイを終えた後全員でコスモス等の整理をすることにしています。春に咲かせる種まきの準備をするためです。花壇の世話をしていると、播種、成長、開花、種化とその経過が明白です。

 人の一生も同じで、成長期、青年期、壮年期、熟年期、老年期と齢を重ねるにつれて充実発展していきます。どんな年齢になっても、その時期にやれることをしっかりとやり遂げていけば悔いることはないが、なかなかそうはいかないのが人生行路でもあります。

 この頃は、人の一生は半分ぐらいうまくいけば上出来と考えています。完璧な人生など望まないで、ほどほどが一番すわりがよいようです。すべてに満点を求めて、できないからと言って、不平不満の人生ほどつまらないものはありません。人生すべてに満点を求めずほどほどにし、明るく、前向きに、元気に毎日を過ごしたいと思います。