今日も明日もいきいき人生(2)  お役にたてることは幸せだ !

自分に合った生き方ををして人生を全うしたい

 人の生き方はさまざまである。これが正しい、あれは間違っているということはない。
人それぞれであってよい。

 今年78歳を迎えて思うことは、自分に合った生き方をして人生を全うできたらよいと思う。
大げさのようであるが《社会人・職業人として育ててもらい、その務め・役割を果たしたら、最後は、恩返しが少しでも出来たらよい。そのように生きたい》と思い、心がけてきた。

 その根底にあるものは、私を生み育ててくれた亡くなった両親や兄姉であり、子どもの頃おもいきり駆け巡った山野に恵まれた故郷と日本海、航空自衛官として素晴らしい教育訓練を受け、立派な上司・助け合った同僚・支えてくれた仲間に恵まれ、思い切り勤務に精励出来た35年間の自衛官生活に対する満足感・充実感と感謝の念である。また、自分の伴侶となった妻、元気に育ってくれた子どもへの思いである。

 それができるのは、父母から受け継いだ身体髪膚が健康であるからだ。もちろん身体は歳相応で特別ではない。ここ数年の間に、心房粗動でカテ-テル治療、腎盂癌で左腎尿道管全摘出術を受けた。
 体力はかなり落ちたが、意欲と気力だけはまだまだ残っているようだ。

何事もやれるときが花だ 一生懸命やるべきことを果たす
 
 自衛隊退官後は、自衛隊OBが中心とる隊友会支部長・県副会長、防団連副会長、県人会会長、自治会会長、同期生会会長などをやらせていただいた。
 今は、シニアクラブ会長、花の会代表を務めている。

 どの役目も自分では精いっぱいやったつもりだ。すべてボランティアであり、団体・会を代表するトップの役目を果たすと同時に会員の世話係に徹してきた。要するに上から下までのことを、時と所に応じて使いこなす役柄である。
 一定の任期は、確実に自分のやるべきことを果たす、一生懸命やることを信条としてきた。これは誰でもやっていることである。皆の推挙であれば快く引き受け、やるとなれば出し惜しむことはない。
 
 何事もやれるときが花である。花と同じだ。歳とともに自分でできることは狭まってくる。それでよしだ。お役にたてることは幸せであり、ありがたいことである。