神原町花の会・花美原会(5)  花摘み! つぼみの付いたポピ−の個性的な楽しみ方!


 
生きとし生けるものみんな命がある。花も同様だ。
一本の花木、一つの花にも命があり、その生命力は驚くばかりだ。
 とりわけ、前年落ちこぼれた種から成長した花木のたくましさには心を動かされる。厳しい自然環境を
乗り切った強さが見られる。
 また、人間と同じように、一本ごと姿、形が違い個性がある。同じものは存在しない。
こうした思いで花畑の草花をじっと見つめると、花の美しさだけではなく、いろいろな面で興味が尽きず面白いものだ。
「神原町花の会(花美原会)」の花畑に焦点を当てて、花の誕生という視点から観察してみると驚くほどのいろいろな発見があります。 
 特に、ポピ−の開花に至る様子は個性的だ。つぼみが垂れ下がったような状態から少しづつまっすぐになって、花色に染まり、開花していく様子は強い印象と感動を与えてくれる。
 花畑に出かけると、数え切れないほどのポピ−が赤・ピンク・白色が全面を覆い、風に揺らぐ様子を眺めると圧倒され何とも言えない楽しさがある。これが一般的な楽しみ方です。
 そこで、私たちの花畑では、開設以来、花期の後半には無料で花摘みをしていただき、さらに、ご家庭で一味違った花の楽しみ方を提供するよう努めています。
 個性的な楽しみ方として、つぼみの付いたポピ−の花木を切り取リ、家に持ち帰り一輪ざしにして、その開花の様子を家族全員で観察したり、花が開く時刻を予想したりすると、話題が尽きないものです。
 誰でも、花の誕生を直接目にすると花を愛でる気持ちが一層深くなってきます。これによって花は花としての大きな役割を果たし、満足してくれるのではないでしょうか。