神原町シニアクラブ(169)   シニアクラブの年度末総会の開催と1年を振り返っての感想(1)

    神原町シニアクラブの年度末における総会は、昨日3月11日(月)11:00~14:30、40名が参加し神原会館で開催した。総会に次いで会食・懇談後、演芸大会では有志10人が日頃のカラオケの練成成果を披露した。来賓として神原町自治会長犬飼一裕様,地元の市議会議員和久田てつお様、民生委員河合様から挨拶をいただいた。

総会等の次第は次のとおりであった。 
1 開会のことば       (副会長)
2 国旗拝礼         (副会長)
3 会員物故者に対して黙祷  (副会長)
4 私たちの信条の唱和    (副会長)
5 会長挨拶、来賓挨拶挨拶、報告・連絡及び協議事項(会長)
(1) 30年度総括    
(2)31年度に向けて
① 役員  会長、副会長、会計、女性部長、理事・班長・副班長
      一部班長・副班長の補充
⓶ 班編  3個班の人員の均衡化 
③ 活動計画及び行事予定表 クラブ活動とロコモサロン運営の一体化

6 会食及び演芸大会    自由出演 カラオケ等
7 ビンゴゲ-ム  賞品多数(各家庭で使わないものの提供)
8    閉会のことば (副会長)

【1年間を振り返っての感想】

 当シニアクラブは、昔の老人会の様子や内容とは全く異なるものとなってきた。会長として、この一年間、確固たる決意と信念のもとに新らしい発想と運営構想を積極的に推進してきた。どちらかというと、昔の単位クラブの運営は、高齢者が月に1回〜2回集まリおしゃべりをする程度であった。

   こうした従来型から大きく転換し、近年、浜松市が推奨するロコモ-ショントレ-ニング事業と結び付けて、活動内容を拡大し、週に3回は集まるという健康で明るい生活を目指した健康志向の新運営方式を採用した。参加者は最初の少人数から発展し今や完全にこの方向に定着し、参加者も増加傾向にある。

 週3回の集まりを覚えやすくするために、ネーミングも月曜日は「月曜会」・「広場サロン」、水曜日は「水曜会」・「健康サロン」、金曜日は「金曜会」・「会館サロン」と称している。共通して、最初にロコモ-ショントレ-ニングを行い、グラウンドゴルフ・輪投げ・健康吹き矢・カラオケ・脳トレなど各種の内容を取り入れて、「仲間に入りたい」、「集まりに行ってみたい」、「行くと楽しい」を基本にして運営している。会場内では趣味など自由に何をやってもよいとしているが、やはり集団で一緒に特定のことをやる方が楽しく盛り上がリ参加者も多く活気が生まれてくるようである。

   また、運営に当たって、定例会・総会のような月一回のものは除いて、役員も一切接待なとせず、全て参加者全員で機材の配置、撤収、整理を行い、お客様ではなく、参加者中心の自主性・積極性・行動力で運営することを徹底することにしている。介護施設ではなく、参加者が主役で、自分のことは自分でやることを基本とし、高齢者特有の甘えの構造を排除した。もちろん高齢者は各人各様に身体状況も異なるものだ。そのことを踏まえて、無理をしないで自分にできる作業を行うことにしている。自然に自分の役割を見つけて、結構うまくいくものである。

    最近は、会場では常に笑いがあって、楽しいという雰囲気が生まれてきた。今後さらに充実発展させたいと思っている。

 少子高齢化の進む中で地域社会における高齢者のありようは大きな課題ではなかろうか。まだまだ小さな活動ではあるが、このことが健康寿命につながり、個々の家庭生活の向上に寄与し、家族からも喜ばれ、医療費等の歯止めに多少でも貢献できるのではなかろうか。

 高齢になったからといって、家にこもり、テレビの子守り、病院通いの生活から、現代型のはつらつとした高齢者集団ヘ変身できないかが目標・課題でもある。その輪を広げることはなかなか困難な面もあるが、地道に活動を続けることに尽きる。きっと新たなる進展が期待できるではなかろうか。

    そのためには、私自身がヨボヨボでは示しがつかないので、先頭に立ってやることに努めている。これが毎日元気でいられる根源かもしれない。人様のためではなく自分のためにやっているといって過言ではなかろうか。

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《 神原町自治会長 犬飼一裕氏の来賓あいさつと会場の様子 》