山門の人生の教示 「使わないお金なら石と同じ」 

    11月15日爽やかな朝、夫婦で菩提寺天龍山洞雲寺にお参りした。お墓の供花を新しいものにかえ、帰りに墓地の共同区域を少しばかり清掃した。本堂の建て替え工事も順調に進んでいるようであった。山門の掲示板には、「使わないお金なら石と同じ」「第一の財産は健康なり」とあった。

    ネットで調べてみると、イソップ物語にも「使わないお金なら石と同じ」といった類の話があるとのことであった。「お金は天下の回りもの」といわれるごとく、経済生活の基盤となっており、お金がないと困る一方、お金で滅びる人、豊かになる人などさまざまである。とりわけお金の使い方は重要である。お金は有効に使ってこそ生きてくるものだ。

 「使わないお金なら石と同じ」は、人の生き方を示唆しているようにも思える。「お金」を「才能」・「能力」・「知恵」など別の言葉に置き換えてみるとさらに面白い。

 何のためにお金を使うのか、その目的が抜けていると、人生の歩み方、生き方が変わってくるのではなかろうか。 

 「第一の財産は健康なり」は、お金では買えないのが健康でもある。歳を重ねれば重ねるほどそのことがよくわかる。健康ほど勝る財産はないからである。

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