浜ちゃん日記 自戒「身体を動かし汗をかく」

    「汗をかけ」「汗をかく」という言葉は、それぞれの立場や状況で使われている。政治家の場合、政党の大幹部・主要要職に就くようになるには党において下積の仕事をやり遂げて実績を積み相応の実力と経験を付けるということで、「雑巾がけをしろ」「汗をかけ」などといったことが報道されることがある。

 私は、最近、自戒の言葉として「身体を動かし汗をかく」ことに努めている。特に生活体験からして、高齢者にとって「身体を動かし汗をかく」ことの必要性を強く感じているからだ。

 それは70歳を過ぎてから心房粗動、腎臓・膀胱がんとなったが、何とか乗り切ってきた。幸いしにして克服したように見えるが、実際は「がんとの闘い」の延長線上ある。自分の運命・寿命、これだけは先を見通せない。はっきりしていることは人間には寿命があり、歳をとるにつれて、体力・気力・身体の機能が低下していくことである。

 最近は、自分の身体と体調に合わせて無理をしない範囲で農作業、花活動等積極的に身体を動かすことに着意している。ともすれば歳だからといって、「この程度で終わっておこう」、「無理をしてはいけないから」と理屈をつけて自分の心に言い訳することがある。

 要するに、風邪を引いていないのに、今日は寒そうだから風邪を引くといけないからやめておこうといったように自分の心を納得させる合理的な材料を見つけて安心している傾向があるようだ。実際は、多少厳しい家庭菜園作業などであってもやってみると適度に汗をかいて一種の良い運動をしたことになる。身体の調子も良いようだ。

 昨日は、早起きして6時半から1時間半かけて、シニアクラブの会報を全員に配付して回った。各家庭のポストに入れるだけであるが新聞配達並みで結構な運動であった。冷え込んでいたので、防寒対策をして出掛けたら途中で脱いで邪魔になるくらいであった。

 次いで、前日打ち合わせ通り8時から10時半まで花畑で少人数の花協同活動、引き続き家庭菜園の畝づくりで汗をかいた。午後はゆっくりと休養して、夕方からパソコン教室で学習した。多少歳の割にはハ-ドのようではあるが身体の調子は良かった。 

 最近、主治医からも「歩くこと」と「水分をこまめにとること」の指導を受けている。だだ歩くだけでは芸がないので、会報を手配りするのも自分の健康管理のために役立っている。

 こうした生活を送りながら、人間はいくつになっても自分の力で身体を動かす事が基本であると痛感している。身体を動かし汗をかくことが出来る限り自立した生活を営むことができる。これからも現職時代と異なった「身体を動かし汗をかく」ことを毎日の目標にしたいと思っている。