神原町花の会(花美原会)(372)  春を待つポピ-畑と三寒四温

 神原町花の会(花美原会)の管理するポピ-畑を訪ねてみた。先般、草取り協同活動を行ったが、例年と変わりなく順調にポピ-は育っているようだ。ポピ-のラインがはっきりと浮かび上がってきた。厳寒でじっと耐えている草花も春が近づいてくると生き生きとしてくる。春先の天候を示すのに「三寒四温」という言葉が使われることが多くなる。気温が上がり雨が降ると、一気に成長し開花してくる。

 そこで、ネットで調べてみたら、 ウェザーニュース の『三寒四温』についての解説が分かりやすかった。

 ウェザーニュース       『三寒四温』        出典

 ❶ 三寒四温

 『三寒四温』という言葉、耳にしたことがある方が多いのではないのでしょうか?
春先のイメージが強い気もしますが、実は元々冬の気候を示す言葉なのです。
❷ もとは中国の冬の気候
 三寒四温とは、冬の時期に寒い日が3日くらい続くと、そのあとに比較的暖かい日が4日続くという意味の言葉で、寒暖の周期を表しています。

 もとは中国の東北部や朝鮮半島北部で冬の気候を表す言葉として用いられました。冬のシベリア高気圧から吹き出す寒気が7日ぐらいの周期で、強まったり弱まったりすることに由来する言葉とされています。

➌ 日本では春先の天候を示すことが多い

 日本の冬は、”3日間寒い日が続いた後に4日間暖かい日が続く”という周期が現れることはほとんどありません。その代わり、日本では早春になると低気圧と高気圧が交互にやってきて、低気圧が通過し寒気が流れ込んで寒くなった後、今度は高気圧に覆われて暖かくなり、周期的な気温の変化を繰り返すことが多くなります。

 このため、日本においての『三寒四温』という言葉は、本来使われる冬ではなく、寒暖の変化がはっきりと現れる春先に用いられるようになりました。 

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春を待つ神原町のポピ-畑

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83歳老いる雑感(56)   体調のバロメーターと体調管理

 ❶   父親そっくりになってきた

 暖かくなったり、寒くなったりの日々が続いている。5月には84歳となるが、すでに亡き両親の寿命を超えた。他人から見て、どのように自分が映るのか考えたこともないが、家内に言わせると歳をとればとるほど父親そっくりになってきたという。父親の生き写しのようになってきたと言われれば悪い気はしない。

 6人兄弟姉妹の一番下であるが、一番下の姉と自分だけの2人となってしまった。

❷ 体重・血圧の測定と記録

 体重計と血圧計は常備しているので、毎日、体重、血圧、脈拍などは計っている。かかりつけの医師からいただいた記録帳に測定値をその都度記録している。どのように変化しているかよくわかるのと自己管理の資料となっている。2ケ月ごとの定期診察の度に持参して診ていただいている。

 血液・尿検査結果から血糖値を下げるため、運動、体重管理、食事など指導に従って努力をしている。 

 体調のバロメーターと自己管理

     自分の体調は自分が一番よくわかるものだ。歳を重ねるごとに体調管理に気を付けて 過ごすことにしているが、神経質にならないでおおらかに過ごすことにしている。
先週は少し歩きすぎた感じがしたので、今週は手加減しながら過ごしている。

 わたくしの体調のバロメーターは、長年の経験則から口腔内の状況が目安となっている。疲れたりしたら口腔内が荒れてくるからだ。体調が整ってくると自然に治ってくる。食欲は十分にあるが、多少は節制を余儀なくされることになる。

浜ちゃん日記 競泳女子のエース、池江璃花子さんの完治を目指し治療専念に寄せて

 競泳女子のエース、池江璃花子さんの発病発表     

 競泳女子のエース、池江璃花子(18=ルネサンス)さんが、2月12日に 白血病と診断されたことを公表したニュ-スは衝撃的であった。

 若いのに実にしっかりした選手で 東京五輪の金メダル候補であるとみていたが、高校3年生の卒業を控え大学進学も決まっていた発病であるだけに心中察するものがある。

   メディアで報じられる彼女の試合ぶりは、しなやかな泳法と堂々とした振る舞いで、多くの人々を魅了するものがあり、プールに咲く大輪の花のようであった。

    彼女の発病発表を巡り、連日の報道等で「血液のがん」と言われる白血病について、国民の関心は一挙に高まってきた。治療法が進歩した現在、白血病は不治の病ではなくなったと言われている。

❷ 競泳で発揮した資質能力と完治を目指し治療専念 

    先ずは病気を治すことである。闘病は並大抵のことではない。 何よりも治療に専念することが必要である。人生は山あり谷ありである。水泳で発揮した天分と資質能力は必ずや病魔を克服できるであろう。 

 彼女はツイタ-で「私は神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています」、「もちろん、私にとって競泳人生は大切なものです。ですが今は、完治を目指し、焦らず、周りの方々に支えて頂きながら戦って行きたいと思います」と、決意をつづったと報じられた。しっかりとした発信内容に感涙するものがある。

 私も、70歳代でがんを二度も患った。その都度入院・手術をした経験がある。腎臓と膀胱がんである。入院間に老若男女を問わず多くのがん患者の厳しい闘病のありさまを見てきた。自分の生命力を信じて 、治療に専念し病を克服してもらいたいと切に祈るものである。きっと新たなる人生が開けてくるに違いない。

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《 テレビ画面から   日本競泳界若きエ-ス・池江璃花子選手の成績 》 

浜ちゃん日記  我が家の庭に咲く紅梅と白梅

 厳寒のさなかであるが、大きな流れの中で季節は変わりつつあるように感じる。紅梅は1月から咲きだし、今は終わりになってきた。一方、白梅は先週あたりからポツポツ咲きだした。咲く時期の差は樹木の種類による違いであろうか。時折庭に咲く花木の変化を眺めながら空を見上げる。

    一本の白梅、一輪の白梅、一つの蕾にも生きとし生けるものに命が宿る。草花を眺めながら元気をもらうことができる。

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浜ちゃん日記  16歳少女紀平梨花さんの初優勝と逆転優勝に寄せて 

 次代を担う若者の大活躍のニュースに接すると心が明るくなる。将棋界、スポーツ界などで、少年少女の若者がぐんぐん伸びている状況に驚いている。天分とも言える抜群の優れた資質能力を持った若者が磨けば磨くほど伸びていける時代となった。

    多くの国民が、テレビにくぎ付けになるほど関心が深まるのは、単に天才少年少女の姿だけではなく、そこに人生のドラマがあるからではなかろうか。どんなに優れた才能があっても開花するには、それなりに幾多の苦難を乗り越えて勝利を獲得している過程があり、それを見聞できるからである。さらに、どんなに暗いニュ-スが続く事があっても、明るい話題が日本の未来を明るくしてくれる。何事も短期的に見ないで、長期的視点で世の移り変わりを見ていきたいものである。

 ❶ 昨年12月8日、今季シニアデビューを果たした16歳の紀平梨花(16=関大KFSC)は、初戦でいきなり優勝を飾る 
 昨年12月8日、今季シニアデビューを果たした16歳の紀平梨花(16=関大KFSC)は、初戦でいきなり優勝を飾ると、GPシリーズでは2連勝。シニア戦負けなしで臨んだグランプリファイナルでも平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)を抑えて初出場で初優勝の快挙を成し遂げた。

 それにしても、16歳少女の紀平梨花さんの活躍は見事であった。女子で日本勢として2005年の浅田真央以来となるGPデビューシーズンでの優勝を果たした。 f:id:y_hamada:20181209230009j:plain

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《 テレビ映像から 16歳少女紀平梨花さんの見事な初優勝 》  

❷  2月9日、フィギュアスケート世界選手権の前哨戦、四大陸選手権で16歳の紀平梨花(16=関大KFSC)逆転勝

 2月9日(現地時間8日)、フィギュアスケート世界選手権の前哨戦、四大陸選手権アメリカ・アナハイム>女子フリースケーティング(FS)。大会前、左手薬指に怪我を負った紀平梨花(16=関大KFSC)は、ショートプログラム(SP)では5位と出遅れたが、グランプリファイナルの女王はFSに挑み逆転優勝した。

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《 テレビ映像から 16歳少女紀平梨花さんの見事な逆転優勝 》


 






 

神原町花の会(花美原会)(371) 雑草取りの協同活動

    神原町花の会は、2月10日・日曜日、午前8月のから1時間半、15名が参加しポピ-畑と花壇の草取りをした。厳寒の朝であったが、快晴日和、ポピ-畑の雑草は、大量であることから鍬でポピ-各ライン間をかっさらい乾燥させて消滅させることにした。

 花摘み開放時には、ポピ-ラインとラインとの間は通路となり、この間に入ることになるので、あらかじめ通路空間を作るようにしています。したがって、通路に播種したポピ-は踏まれることになるので、止む無く努めて取り除くことにしています。

 あと2ケ月もすると、神原の里に全面を色彩豊かなポピ-が全面を彩る風景が展開されることになるでしょう。 

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元自衛官の時想( 79 ) 日本人の「恥を知る」と「恥を恥と思わない」風潮

1   日本人の「恥を知る」「恥ずかしいことをしない」良風と道徳性

 古くから日本人は「恥を知る」「恥ずかしいことはしない」という道徳性が強かったように思われる。これらは日本人の良風とされてきたが、こんにち「恥を恥と思わない風潮」が広がっているように感じいる。

     昨今のメディアで報じられる不祥事など見ていると、日本人の「恥」の観念や意識がかなり変化しつつあるように思われるので取り上げてみた。

   日本人の「恥を知る」「恥ずかしいことをしない」良風は、これからどうなっていくのであろうか。

    なお、恥について、ネットで調べてみたら、立派な解説をしておられるものがあったので、全く同感するものについては、その一部を引用させてもらったものがあります。

  ❶  イギリス人の小説家、ラフカディオ・ハーン小泉八雲)の「礼儀正しく、恥を知る」日本人観

   イギリス人の小説家、ラフカディオ・ハーン小泉八雲)は日本人は礼儀正しく、恥を知っていると書いている。小泉八雲島根県の松江で暮らしたことがあるというので、お隣の鳥取県で生まれ育ったせいか、高校時代に山陰「耳なし芳一」「むじな」「雪女」などの短編を収めた『怪談』などを興味深く読んだことがある。

   小泉八雲ラフカディオ・ハーン)を記念する松江市立の文学館・「小泉八雲記念館」は訪れたことはないが、自衛隊定年退官後、浜松に居を構え、シニアクラブの旅行等で焼津市にある「焼津小泉八雲記念館」を開設まもなく訪れたことがある。

    最初、どうして焼津かと思ったが、焼津に住み縁が深かったことを知った。小泉八雲は全国各地を訪れ、そこに住み、地域の人々と触れ合う生活をしている。こうしたことから、焼津小泉記念館も明治の文豪である小泉八雲を顕彰し、八雲が愛してやまなかったこの地「焼津」における足跡や地域の人々との交流や温もりあふれるふれあい、さまざまな創作活動などを広く伝えるため、市立図書館南側に平成19年度(2007年)に建てられたとある。
   ここでは、八雲の焼津での足跡や当館の収蔵品が飾られ、小泉八雲その生涯 、八雲と焼津 について知ることができる。

❷   米国の文化人類学ルース・ベネディクトの「菊と刀」に見る「恥の文化」の日本観

 米国の文化人類学ルース・ベネディクトによる「菊と刀」を自衛隊に勤務していた昭和30年代に購入し読んだことがある。特に外国人が見た日本人と武士道について興味があったので紐解いてみたいと思い読んだように記憶している。

    本書は 日本文化を説明した文化人類学の著作であリ、昭和23年(1948年)に日本語訳が出版された。第二次世界大戦下のアメリカの一連の戦時研究の中から生まれた。日本研究の名著といわれている。
 日本の文化を、内面に善悪の絶対の基準を持つ西洋の「罪の文化」とは対照的な、内面に確固たる基準を欠き、他者からの評価を基準として行動が律されている「恥の文化」として大胆に類型化した点で知られている。

 古来、日本人にとって「恥」は、たいへん大事な価値観であった。「罪」と「恥」を比べたとき、「恥」のほうを重視したも言われている。
 「恥ずかしいことはしない」という深い道徳性に裏付けられていたからこそ、嘘をいわないのが日本人だった。ある意味では「誇り」であり、それゆえに恥をかかされたら切腹することもあった。その「恥」の観念が、今や大変薄れているように思われる。

2   恥を恥と思わないない風潮

    恥だと思う中には、嘘偽り、卑劣な行為などあらゆるものが対象となるであろう。

    昔は天下国家のことから家庭内の夫婦のこと家族のことまで「恥をさらす」ことをよしとしない気風と気骨があったが、いつの間にか「恥を恥と思わない」人も増えてきた。価値観の多様化のせいであろうか、日本人の心が失われつつあるようだ。

 今は独り善がりな自分だけの価値基準で判断し、他人から見たら恥ずかしいことと思われることを発表したり、大は自国の内輪のことをことさらに外国にまでご注進する傾向が見られる。恥をさらす一つに、世間でいうところの「悪口」「告げ口」の類である。多くは他人への怒り、攻撃であり、邪心、猜疑心、妬みからくるものである。

    一握りの人たちであろうが、時代とともに恥を恥と思わない風潮が広がりつつあるように思える。嘆かわしい限りだがどうであろうか。

3     「恥を知る」とは

   恥を知るとはどうゆうことであろうか。ものの本によると、「知恥・恥を知るとは、人として恥ずべきことをわきまえることです。恥ずべきこととは、殺す・盗む・だます・うそをつく・不正をする・いじめるなど、人の道を踏み外した、倫理に反する行為を指します。」とある。

    私が子どものころ、親が悪(わる)をした子を叱る時、とりわけ父親は「恥を知れ!」を言って怒ったものである。恥を知れと叱られると、子ども心にも自分のしたことはとても恥ずかしいことなのだと後悔し反省した思い出が幾つもある。

   今、「恥を知れ」と叱る親や先生が果たしてどれだけいるであろうか。昨今のわが国は「恥を知る」の意味を知らぬ者、忘れた人が驚く程増えた。政治家にも公務員にも、いや、あらゆる分野階層にウヨウヨ平気で恥ずべき行為がメディアで報じられている。

    「誰でもよいから殺したかった」とうそぶく者さえ出てきた。毎日のテレビや新聞の伝えるニュースのほとんどが犯罪や事件の暗いひどいものがある。「恥を知る」はもはや死語になりつつあるのであろうか。

4    良い意味で「 恥をかく」ことも人生において大切なこと
 一方、良い意味で「恥をかく」が捉えられる場合がある。長い人生の間には、だれしも失敗などで事の大小を問わず恥ずかしい思いをしたことがあるものである。自分の過去を振り返ると、特に若い時は、恥ずかしいと思う失敗をしたことがいっぱいあるものだ。だだ多くの場合、胸の内しまってきた。静かに反省をし、再び同じことを繰り返さないように努めてきた。
 社会的に破廉恥な行動を除けば、一般的な失敗は、「失敗は成功の基」として多くの場合は容認されることがある。人として成長過程において、いろいろな経験を積んて行く諸々の過程で失敗をし、恥ずかしい思いをしながら成長するものである。恥をかくことも人生において大切なことではなかろうか。
 特に、芸の世界では「恥をかく」のを恐れず、上を目指して、繰り返して励むうちに芸も技も術も上達し向上して行くのである。だから文化芸術活動の原点・源は失敗を恐れずに敢えて挑戦する、恥を掻く勇気をもつことが必要ではなかろうか。趣味の芸事など何回も失敗し、大恥かきながら上達するものだ。

5    悪いことより良いことを伝える

    悪事と悪口の区別がよくわかっていなくて、混同している面がある。悪事はしかるべく法律に従って正すべきものである。

  日常生活において、他人の悪口など聞きたくもないものだ。結果的には、人としての自分の評価を下げることにつながっていくものであるからだ。

    それならば、明るい爽やかな事柄を話したり、伝えたいものである。  世の中には明るい楽しいいい話がいっぱいあるのではなかろうか。