去る10月29日午前10時から11時まで、洞雲寺本堂諸堂落慶式並びに釜山式典が行われ参列した。
本堂の落慶式は、元禄4年(1691)に再建されて以来、300年に一度という歴史的な式典であった。それに合わせて、金谷義宣住職の長男である金谷憲尚さんを新命和尚として迎え、副住職に就任する晋山式が厳粛に執り行われた。会場外の本堂前の檀信徒テントにおいて会場内の式典の模様はテレビで視聴し見守った。いろいろな式典に参加してきたが、仏教界の式典も長い歴史と伝統に基づくものであった。
遥か60年前、航空自衛隊初級幹部時代、新婚の妻は、長男出産後、産後の肥立が悪くあっという間にこの世を去った。亡妻と後妻は浜松に生まれであること、亡妻と当時の洞雲寺住職が同級生であったこと、長男と現住職が同級生であったこと、単身赴任中は家族を浜松の妻の実家にお世話になり、洞雲寺は同じ隣保であったこと、退官後の終の住処を浜松としたことなどから近くの天龍山洞雲寺の墓苑に墓を設け、檀信徒としてお世話になることになった。人生における縁というものは固く深い結びつきではなかろうか。これからも大切にしたいと思っている。
現住職の洞雲寺第19世住職金谷義宣氏の晋山式にも参列したことがある。歴史と由緒ある天龍山洞雲寺が洞雲寺本堂諸堂を改築し落慶式と副住職の晋山式に参列することが出来たことは大きな喜びである。
今の時代に洞雲寺本堂諸堂を改築・修復する歴史に残る一大事業が成就したことは、住職の決断力、実行力、統率力と檀信徒の絶大なる協力支援、建設委員会の円滑かつ抜群の運営に他ならないであろう。誇るべきことではなかろうか。
❶ 天龍山洞雲寺参道
❷ 天龍山洞雲寺本堂諸堂落慶式並び晋山式会場
❸ 屋外の檀信徒テント
❹ 天龍山洞雲寺本堂諸堂落慶式並び晋山式 次第
❻ 晋山式 新命和尚入堂、職状授与
❼ 御垂訓 方広寺派管長 薔薇軒老大師
❽ 祝辞
① 宗務総長
② 浜松仏教会会長
③ 第四教区長
❾ 感謝状授与 建設委員長角田紘一氏、建設副委員長原田政雄氏、建設副委員長井嶋肇氏、井上設計事務所
➓ 住職謝辞 金谷義宣 洞雲寺第19世住職
⓫ 檀信徒総代謝辞 総代 角田 絋一氏
⓬ 天龍山洞雲寺本堂諸堂落慶並び晋山パンフレット
① ごあいさつ 金谷義宣 洞雲寺第19世住職
② ごあいさつ 金谷 憲尚 洞雲寺第20世副住職
③ 洞雲寺本堂諸堂建設委員会名簿