86歳老いる雑感( 212) 子供の時に覚えたことはいくつになってもできる

 今日は午前、神久呂恊働センター主催のアクティブシニア講座、ペン習字とけん玉に挑戦した。年賀状のペン習字はそれなりにできたが、けん玉の色々な遊びに挑戦した。短時間ではできるものと全くできないものがあった。

 少年時代は、故郷鳥取の宇野集落の海山を中心に思い切り遊び大概のことは経験してきたが、けん玉は当時遊びの中になかった。

 大東亜戦争の戦時、戦後のきびしい時代であったが、農漁村で育ったので、日本海で泳ぎ、波乗り、魚取り、釣りを覚え、山を駆けずり回り蜂やムカデに刺されたりしながら自然界のことを見聞、体験した。

 釣り、魚取り用具は、子供ながら見よう真似ようで創意工夫して自前で用具を作り上げたものである。

 当時、子供の遊びの中にこま回しがあったが、けん玉はなかったので経験することがなかった。

 振り返ると、子供の時に覚えた遊びは自然に身につき、70年余の歳月が過ぎても、少し練習をすればできるようになるものである。不思議なものだ。

 こうした点から言えば、子供時代には何んでも体験しておくと、どこかで生きてくるものである。幾度か危険なことも体験し、自らを守る術を覚えたのも子供時代であった。

 したがって、子供時代は自由に思い切り遊び多くのことを学んで欲しいとものだ。