わたくしの家の真向かいのうちの畑に皇帝ダリアが数輪花を咲かせた。毎日眺められるから楽しみである。
神原町花の会(花美原会)で、初めて皇帝ダリアを取り入れたのは11年前であった。長老会員の鈴木頼母さんが、自宅の花壇で前から育てていたものを何本か花美原会の管理する花畑の2箇所に移植をしてくださった。
それから7年ばかり毎年3〜4本に美しい花を咲かせてくれた。何しろ2mぐらいの高さになり、周りに添え木をして倒れないようにしたものである。現在は育成していないが、他所で皇帝ダリアを見ると鈴木頼母さんとダブってくるほど強く印象に残っている。
わが神原町で、平成10年の初め頃から花活動及び環境美化活動の先頭に立ち花いっぱいを推進してこられた先覚者であった。また、まだ誰も着目していなかった時代からエコ活動を提唱し、率先垂範されたのが鈴木頼母さんであった。
こうしたことから、神原町花の会の発足、活動にあたっては、率先して会員になられ、陰日なたなく黙々と町内の美化と花活動に尽力された。町内のいたるところで大先輩の鈴木頼母さんがボランティア活動をしておられる姿を拝見して尊敬したものであった。
こうした活動は世間から注目され、ある年の中日新聞主催の市民の優れたボランテア活動賞を受賞され、表彰式の会場に出かけシニアクラブの会長としてお祝いの言葉をかけたことがある。
このようなことから、皇帝ダリヤが咲き始め見上げる頃になると、鈴木頼母さんを思い出し、かっての素晴らしい活動ぶりがダブってくる。現在、頼母さんは市内の老人施設に夫婦で入居され元気に余生を送っておられる。ご健勝をお祈りしています。
❶ 近所の見事な皇帝ダリア
《 近所の須山さんのうちの見事な皇帝ダリア 》
❷ 地域の花活動及びエコ活動の先覚者の鈴木頼母さん
《 平成20年7月31日sbs静岡放送の取材を受けた時の笑顔の鈴木頼母さん 》
《 平成21年12月20日花活動及びエコ活動の先覚者としてテレビ取材を受ける鈴木頼母さん 》