神原町花の会(花美原会)(368) 竹材による花壇枠組みの更新作業

    快晴の日々が続き、雨乞いをしたいぐらいである。作物は土壌がカラカラで危機的状況に突入した。降りそうで降らないから天気はままならないものだ。

 ❶  竹材の利用の発想

    神原町花の会は、1月12日午前、会員8名が参加し、花壇の竹材よる枠組み更新を行なった。

平成19年3月花畑開設以来、花壇の枠取りは竹材を使用することにしてきた。休耕地を利用していることから、固形物を使わず、いつでも容易に現状復帰できるようにしたからだ。 また、竹材は歳月と共に朽ちて土に帰えすことができるという考えにあった。実際には枠取りの役目として、朽ちるまで置くことは出来ず更新する必要があるが、その根本理念・発想は自然材を活用して花群を囲むことによって自然材と調和させることを目指したものであった。

❷ 正月を超えた竹の活用

    今回は3回目更新である。竹の活用は水分を含んだものではなく、会員宅の竹林から竹の水揚げが止まる秋口を過ごし年を超え乾燥した竹を切り出した。水分を含んだ竹は長持ちしないからだ。切り出しの時期を待っていたのである。昔からの先人たちの生活の知恵というものであろうか。

    先日、切り出しを終えて、花畑に運び込まれた。切り出しと搬送は、相佐末吉会長ほか4名で行われた。

  「竹の伐採時期について」ネットで調べてみたらもっとも座りがよかったのがつぎの説明であった。

 「 竹には、伐採するのに適した時期というのがあります。通常は、竹の水揚げが止まる秋口から冬までの期間です。その時期に切った竹は材質がしまって使い勝手がよく、また虫がつきにくいとされています。昔から切り始めて良い時期については、「木六竹八(きろくたけはち)」と言って、竹は旧暦での8月(木は6月)を過ぎてから、あるいは、その年の一年生のタケノコが成長して枝葉がふさふさと出始めてから、はたまた七夕(旧暦での)を過ぎたらもう切って良い・・・などと、言われています。」

➌ 竹材による枠取り作業

    今日の作業は   男性を主体とし9時から始めた。古い竹材を撤去し、新しい竹材を設置、長さを調整し花壇の枠取りを行った。それぞれが自主的に役割分担を果たし、各個の花壇を囲む竹材が安定した状態にした。約2時間で概成して作業を終了した。

    新しい竹材に取り替えると、花壇が生き返ったようになった。長期間降雨がないため、花木が苦労しているが、春になると花畑は華やかになり花いっぱい活動の成果が現れてくるであろう。

 

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《 平成31年1月12日 午前神原町花の会(花美原会)の管理する「花と緑いっぱい区域」》