シニアクラブ(47)   会員一人一人がクラブの一員だ

 1. シニアクラブへの加入

 新年度からの定例会、グラウンドゴルフ、カラオケなど会員の参加率は良好である。年度末は介護施設等への入所・通所で会員の減少もあったが、新会員が3名増えて横ばい状態である。会員数では現状維持となった。

 会長というという立場になって4年目、新会員・仲間を増やす活動の難しさを痛感している。加入対象者の増加にかかわらず、加入数の減少は全国的な傾向であろう。この傾向は各種団体においても同様に見られるものだ。

 「時代は変わってきた」といえるが嘆くことはない。新たな高齢者の意識・価値観など社会的な大きな潮流からきているので、事は理屈や理想論を論じても解決しないものを秘めている。単純ではなくいろいろな状況が絡んでいる。

 最終的には、本人がその気にならない限り加入に結びつかないところに現場で解決できないことが多く悩ましいところである。

 しかし、あきらめることはない。クラブ員の意見・要望を聞きながら、今回より、次回へと「参加してよかった」と思っていただくように、こつこつと活動を継続することに尽きる。その原点は「自分は皆から常にその存在が認められ、クラブの一員だと自覚できること」にある。

2.自分が存在していることが認められる会報づくり

 私の会報編集の着眼は、できるかぎり多くの会員の姿・顔が紙面に載るように努めています。人は自分のことが掲載されればどんな小さな写真でも本人には分かるものです。読んでもらうことに結びつけることができる。

 そこには、人は皆自分の存在を尊重されたいと願っている。会員一人一人がクラブの一員でありたいと願っているからだ。こんな小紙でもその方針を貫き通したいと努力している..。これもささやかな活動の原点ではなかろうか。

 

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《 シニアクラブの情報連絡紙・会報No55、参加者の姿・顔を出来るだけ多く出すことに努めています。 》