神原町シニアクラブ(28) シニアクラブ地区連合会役員の交代

1.組織の活性化のチャンス

 新年度を迎えて、どの組織体も大忙しである。特に諸官庁、会社等の人事異動から地域の自治会、シニアクラブ等の諸団体の役員の交代が行われたが、極めて良くできた社会的慣行であるように思う。

 地域の自治会、シニアクラブでも新役員が、就任当初はもたもたしながらでも一生懸命その役目を果たそうと努めている。立ち上がりのしばしの期間はやむを得ないことである。しばらくの我慢であろう。そこには全く「マンネリ」という言葉はない。一日も早く円滑な運営を目指して、取り組む真摯な姿勢は尊いものである。

 どの組織でも首脳部の交代があると組織は活性化してくるものである。昔から「人心一新」とはよく言ったものだ。素晴らしい言葉だと思う。

 トップの交代は特に重要である。新しい運営方針の元、一生懸命努力すればかなり組織は活性化するものである。

 

2.シニアクラブ神久呂の役員交代

 浜松市西区の「シニアクラブ神久呂」は、西山町・高砂会、大久保町・曙会、神原町・神原会のシニアクラブの地区連合組織である。

    平成24年度・25年度地区連合会の役員を神原町・神原会が担当してきたが、2年間の任期を満了し、今期26年度・27年度の2年間を西山町・高砂会にバトンタッチした。

 地区連合会長・副会長・会計及び女性部長を、各町シニアクラブの定期持ち回りとし規則化した。当初はいろいろな問題があるであろうが、定着化すると何の支障もないものである。

 地区シニアクラブ連合会の役員は名誉職ではなく、まず世話係であることに徹することが大事で、会長は代表者の役から下は雑役係のだと思えばうまくいくものである。

 連合会役員を各町持ち回りとした背景には、高齢者の交通手段、連絡調整の円滑化を狙ったものである。  

    地区の範囲は広く、各役員が広範囲に散らばっているとしばしば参集することは難しく、かつ交通手段がないといった問題を抱えていたが、同じ町内であることからこれらの諸問題はおおむね解消された。

 各町クラブの意見の反映は、年7回開く連絡会で意見交換することで解決することにした。

 

3.シニアクラブ連合会の新旧役員

 「シニアクラブ神久呂」の役員は、4月1日をもって連合会長濵田喜己、副会長縣弘、会計今枝啓一、女性部長野田俊枝の各氏から連合会長藤田幸夫、副会長立石武、会計藤波準、女性部長中野信子の各氏となった。

 実際に2年間連合会長を務めての所感としては、結構忙しい仕事であったと感じてている。

    連行会長として、幼稚園・小学校・中学校の入学式・卒業式・各種発表会・体育大会等の行事、地域の青少年育成会のぴかぴか大作戦等の諸行事、地区体育振興会の諸行事、神久呂協働センタ-のおまつりのほか地域の各種連合組織の委員を担うことになり、ゆっくり寝転んでいる暇もなかったというのが実感である。

 いつもいろいろな人と交流し楽しく元気をもらっていたように思う。ありがたいことである。お礼を言いたいくらいである。

 当地区におけるニアクラブの活動の主体は、各町のシニアクラブにあり、連合としては、出来るだけ定期的に各町クラブ役員が参集して連絡会を開くことに重点を置き、相互の情報交換、地区全体としてのクラブ活動の円滑化を図ってきた。

 また、年一回の連合大会・各クラブから出演する舞踊、カラオケ等のアトラクションを行い相互の交流を図った。

 今や日本全国、高齢化が進む中でシニアクラブ加入対象者数の増加にもかかわらず会員の高齢化、新会員の加入数の減少がある。

 これらの解決は難しい問題であるが、各クラブが魅力あるクラブになっていくことが求められている。