神原町シニアクラブ(9)  高齢者の福祉教室

神原町シニアクラブの福祉教室

 

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《 シニアクラブ・神原会における福祉教室の模様 》

 

高齢者の不安と将来直面する諸問題

 高齢者が集ると、その中でも最年長組の話題は、「〇〇さんはどこの施設に入った」「あそこの施設に入るには毎月ウン十万円いるとか、何年も待たないと入れない。」「施設でお世話になることになっても、うわさの高額では入れそうもない」「自分の将来はどうなるだろうか」といった会話が飛び交うことが見られる。

 噂が噂を呼び、そんなに高いのでは、自分の置かれている状況と照らし合わせて、不安が生じてくるのは当然である。

 こうしたうわさが速く広く伝わるのは世の常である。間違った情報、誇大な情報であってもついつい信じてしまい不安を感じる人も出てくる。

 そこで、シニアクラブの対処として、高齢者福祉全般について、施設の利用など正しい知識を得て判断する必要があった。

 その道に従事している方に、実際はどうなんだろうか、本当のところを知りたい、知らせる必要があるということで「福祉教室」を開きお話を聴くことにしたものである。

 

シニアクラブにおける福祉教室

 浜松市西区神原町(かみはらちょう)のシニアクラブ・神原会は、本年度の計画の中に、従前から実施している「交通事故防止を中とした交通教室」「春秋の健康教室」等に加えて、「高齢者の福祉教室」を設けた。

 10月7日は、午後2時間毎月の定例会を開き、第2回目の福祉教室、主として高齢者が直面する「施設サ-ビス」に係わる講座を設け、35名が参加し、真剣に具体的な話を聴いた。

 第1回目の講座は6月に開き、高齢者の老後に関する諸問題について勉強会を行った。当地区の担当である「地域包括支援センタ-雄踏」の辛嶋龍所長を講師に招き高齢者福祉、介護保険等の制度的な面を中心とした話を伺った。

 今回は第2回目で地域包括支援センタ-雄踏」の松島鏡子主任介護支援専門員、池田洋子保健師、西山病院飯山尚子医療相談室長の3名においでいただき、飯山尚子室長から高齢者の最も関心のある「施設サ-ビスの概要」についての話を聞いた。

 

福祉教室で不安感を取り除いた

 二回程度の講座で、日頃の不安感を完全に取り除くことはできないが、もやもやしたものを取り除くことはできたように思う。今回は別室を設けて個別相談ができるようにしたがそこまでは行かなかった。

 正しい知識・情報を持って自分のことを考える機会を作り出せたようだ。

 今後会員の意見を反映して、さらに掘り下げた具体的な話をしていただき理解を深めたいと考えています。

 3名の講師には、お茶タイムにグル-プの輪に入っていただいて短時間でしたが今後相談しやすい雰囲気を作り上げるようにした。