神原町シニアクラブ(171) 神原会のロコモ事業と一体化したシニアクラブ活動の運営

 1  旧来の老人会 のイメージから新しいシニアクラブへ変身

    今やシニアクラブは、昔から多くの人が抱いているイメージと実態から様相が一変し、新しいシニアクラブに変身して来ている。名実ともに「老人会」から「シニアクラブ」へと変わってきている。

     老人会のネーミングを「シニアクラブ」と変えても、新しいシニアクラブの状況を知らない方は、旧来型の老人会、お爺さんとお婆さんたちが集まってヒソヒソと世間話をしているような固定したイメージ・観念から抜け出せないでいるようだ。

    わが神原町シニアクラブの月曜会、水曜会、金曜会の様子を見たら驚くであろう。高齢者が嬉々として、楽しみながら活動している姿を見たらその固定観念はいっぺんに変わるであろう。

2    ロコモ事業と一体化したシニアクラブ活動の展開

   浜松市健康寿命、住みよいまち一番を目指している。時代を先取りして、いち早く、高齢者に対するロコモーシレーニングを取り入れてその普及を推進していた。

 わがシニアクラブは、最初、試行的にロコモを取り入れたが、昨年度から本格的にロコモ事業をシニアクラブの事業活動の中に取り入れて、一体化した運営を行った。

 初年度の試行結果から、ロコモを少し取り入れて旧来の活動内容に変化を持たせようかといった考えではなく、現在および将来の高齢者の体力・気力・価値観・生き方等を考慮し、旧来型の方向から発想を転換し、思い切ってロコモ事業を活動の基軸・中心に据えることとし、活動内容及び活動要領を大転換した。 

 本年度は、運営要領も前年度の実施から問題点等の是正を図り、本年度は本格的にロコモ事業と一体化したシニアクラブ活動を展開することにした。

3   平成31(2019)年度神原町シニアクラブ(神原会)活動計画

 活動計画のテ―マは、「健康でいきいき、楽しい、生きがいのあるシニアライフを目指して」として、ロコモサロンと一体化したクラブ活動を進めることにした。

    活動の主柱は、毎月の定例会等と毎週の月曜会、水曜会及び金曜会の開催とし、そのほか会館の清掃活動、健康広場を中心とした環境美化活動、地域のピカピカ大作戦・納涼祭・お祭りなど各種の地域活動への参加などの計画内容とした。

 特に、運営要領は、従来の役員によるお世話型から毎週の月曜会・水曜会・金曜会は自立型を全面的に取り入れたところ、全員で会場づくり、使用機材の配置等を行い、5分以内で完了するぐらいになった。

 ロコモサロンの運営に当たっては、次のことを徹底した結果、円滑に運営され、ルようになった。   

❶ 原則として、定例会・新年会・総会を除き、役員等によるお菓子やお茶接待を行わ  

 ない。(定例会・新年会・総会は、役員が計画に基づき事前に諸準備をしないと円滑な運営ができないため)、また、定例会・新年会・総会を除き、飲み物・お菓子等はグル-プまたは個人管理とする。
❷ 定例会・新年会・総会を除き、月曜会・水曜会・金曜会は、定時に集合したのち、

 全員で器材の配置等を行い、器材の撤収・収納も全員で行う。(すべての準備及び撤収  

 作業は、ロコモの成果向上を図るため、各自の体力等に応じて役割分担を果たすこと

 にした。)
➌ できるだけ全員参加を目指す。会員以外の高齢者の参加を呼びかけ、入会につなげ 

 る。

 40名前後のシニアクラブであるが、高齢による介護施設への入所、死亡にる退会者がある一方、昨年10月から7名の新入会員があった。 ロコモ事業と一体化したシニアクラブ活動の運営の成果といえるかもしれない。

4     神原会会報「いきいき神原会」No107   31.4.5f:id:y_hamada:20190406113849j:plain

《 連絡紙「いきいき神原会」は、会員への配付のほか、自治会各班にも回覧していただいているため、活動状況を入れています。》