令和元年5月12日(日)、1000〜1130浜松市各自衛隊家族会(浜松・浜北・天竜・引佐)の定期総会が浜松駅近くのプレスタワー7階で開かれ、私は浜松自衛隊家族会に参加した。続いて、1230〜1500、17階で浜松市家族会総会懇親会が行われた。
浜松自衛隊家族会は、次男が本年、自衛隊を定年退官するので、これを機会に退会することとしている。従って、今回の行事参加が最後であった。
そのまま継続して支援したい気持ちはあるが、自分の年齢と今後を考慮して、子供の定年退官をもって家族会員を退会する決意を固めている。高齢者にとっては、いつかケジメをつける時がやってくるので、良い機会であると考えるからである。
今回の浜松市自衛隊家族会の総会懇親会には、新しい「令和」の始まりに加治屋秀昭新浜松基地司令をはじめ浜松基地所在の主要部隊等の部隊長等が全員ご臨席いただいたこと、鈴木康友浜松市長が長時間にわたりご臨席されたことが特に印象に残った。
【所感】
❶ 家族会はわが息子・娘の精神的後ろ盾
隊員の家族にとって、自衛隊に入隊した隊員に対する祝福と精神的後ろ盾はまず家族会に入会することである。
私の自衛隊在隊間において父親が、親が亡くなった後は長兄が家族会の会員として支えてくれたことに深く感謝している。また、私の息子が自衛隊に入隊し、定年を迎えるに至るまで家族会の会員としてやってきた。これは「しっかり任務をやり遂げてほしい」「家族みんなが応援しているよ」という家族の積極的な意思表示であり、親としては当然なことであった。
その根底は、世間一般の会社員と異なり、任務遂行にあたっては命をかけた職務であるということである。
家族会の存在と役割は、私の現職時代より息子の時代の方が、さらに新しい時代に向かってその重要性が増してきているように思う。
今後、わが国における自衛隊の存在とその役割が昭和や平成の時代よりはるかに大きくなってくることは間違いないからである。
ぜひぜひ、自衛官の親たるものは家族会の会員になってやって欲しいと切に願うものである。
❷ 首長等の有言実行
今回懇親会において、鈴木康友浜松市長と短い時間お話しする機会があった。鈴木市長は就任時から終始一貫して自衛隊の主要行事に来賓として臨席されてこられた。なかなかできることではない。浜松基地の安定した基地運営は、浜松市及び周辺市との共存共栄にある。毅然として率先して範を垂れておられることに市民の一人として敬意を表するものである。前湖西市長に次いで、影山剛士湖西市長も同様に有言実行しておられる。
➌ わが国の外交・軍事
世界における各国の外交・軍事は 政党派を超えて共通の基盤に立ち一本筋が通っている。とりわけ軍隊・国防軍について憲法に明記し、領土の保全と国民の生命財産を守ることについては共通の認識で対処している。
今後の世界の極めて厳しい国家間の動向を考察するとき、国家・国民にとって最も必要なことは、わが国の外交・国防に関して、与野党対立、政争の具などケチな考えは収斂し、近い将来共通の認識や考えにならざるを得ないであろうと考える。
1 浜松自衛隊家族会総会
浜松自衛隊家族会総会は、副会長内山善延氏 の司会で進められた。開会の辞は副会長刈谷寛氏、会長挨拶は会長小林三二氏、議事は会長が議長を務め、平成30年度事業報度事業計画及び収支決算、令和元年事業計画及び収支予算、理事改選について全議案とも異議なく承認された。次いで内山副会長による新会員の紹介、閉会の辞は副会長土屋冨美男氏のあいさつで終了した。
❶ 総会
❷ 小林三二会長挨拶
浜松市自衛隊家族会総会懇親会は、17階で行われ、来賓入場後,記念撮影をしたのち浜北自衛隊家族会会長小川幸雄氏の司会で進められた。開会の辞は天竜自衛隊家族会会長小出修道氏、全員で国歌斉唱、次いで、浜松自衛隊家族会会長小林三二氏のあいさつ、来賓祝辞は浜松市長鈴木康友氏,第1航空団司令兼ねて浜松基地司令加治屋秀昭将補及び静岡地方協力本部長宮川知己1佐が家族会の活動について感謝と祝意を述べられた。
乾杯の音頭は第1術科学校長樋山謙一郎将補、歓談懇親の部で浜松基地所在の主要部隊の現況紹介が、高射教導群司令日高芳浩1佐、教材整備隊司令畠田卓1佐及び警戒航空隊副司令朝倉勝彦1佐から行われた。
にぎやかな歓談の後に、万歳三唱は第2術科学校長倉本昌弘将補がとられた。閉会の辞は引佐自衛隊家族会会長山本二三夫氏によって散会した。
❶ 総会懇親会の風景
❷ 小林三二浜松自衛隊家族会会長挨拶
❹ 来賓あいさつ 第1航空団司令兼浜松基地司令 加治屋秀昭将補
❺ 乾杯の音頭 第1術科学校長 樋山謙一郎空将補
❻ 万歳三唱 第2術科学校長 倉本昌弘空将補
❼ 記念集合写真