平成30年度浜松市立神久呂中学校文化発表会が、去る11月1日(木)10:00~14:30、雄踏文化センタ-で行われた。午前の部(英語スピーチ・私の主張・三遠南信会議報告・こども議会報告・新体操演技・ドラム演奏・ダンスパ-ホォ-マンス・3年学年合唱・吹奏楽部演奏)は、先に約束していた浜松基地の部隊へ講話に出かけたため欠席し残念でした。午後の部は合唱コンク-ル等最後まで文化発表会を拝聴した。
地域の神久呂中学校が、浜松一、県下一、日本一の学校を目指して、森田忠校長指導の下、教職員及び生徒たちが一丸となって努力している姿を見ることができた。その意気込みが大切ではなかろうか。
【所感】
❶ 一丸となって創る
今年のスロ-ガンは、「一丸」と表記していた。自衛隊式に言うならば「一致団結」ということであろう。簡潔明瞭で響きもよい。森田忠校長は「校内に響き渡る歌声。それぞれの学級が渾身の力を込め歌い上げる合唱を楽しみにしています。一人では成し遂げられない合唱を一丸となって思いを伝え合う集団のよさを感じてもらいたいと思います。」とプログラムのあいさつに記されていました。
文化発表会の実行委員長坂下君は「今年のスロ-ガンは、少しもかけない「輪」を一丸となって創るという意味です。この文化発表会に向けて一丸となることで順位の結果以上に価値ある感動を得てほしいという願いを込めました。」記しています。
学級ごとの合唱を聴いて、合唱を通じて学級が一つにまとまり一生懸命に努力した成果が表れていたように感じた。自分達で創るこの発想と方向は素晴らしいと思う。
❷ 指導と練習の積み上げ
審査に当たられた方の講評にもあったが、指揮、ピアノ演奏及び調和した合唱について、いろいろと具体的な指摘と指導が行われた。
タクトを振る指揮者のもとに一糸乱れず、ピアノの音色と歌声が調和してどのように感動を与えるか、みんなが聴いてよいなあと感じる合唱を創る経験は必ずや生徒の将来に生きてくるであろう。
戦後の厳しい生活であった中学生時代、野球部に属し、鈴木文治先生のもとで、主将洞ケ瀬二一君を中心に放課後、真っ黒になって一生懸命に野球練習に励んだ。郡大会等でチームが団結して試合に臨み数々の勝敗を決した思い出は尽きないものだ。
子供の頃に一生懸命やり遂げたことは、大人になっても根付いているものである。こうした経験はいつの日かいろいろな形でプラスになって現れて来るものではなかろうか。どの分野でも、優れた指導とチームが一丸となって練習に励めば、必ず立派な成果に結びついていくものである。
❸ 進化する学校教育
昭和20年8月の大東亜戦争敗戦・終結した。2年後には、新制中学に進学した。鳥取県の長瀬・浅津・橋津・宇野の四ケ村組合立の中学校であった。物資の乏しい時代であったが、自主積極性を伸ばす教育が行われた。生徒会はもとよりホ-ムル-ムの委員長以下係も選挙で決めたりし諸活動したものである。
神久呂中学の教育方針は「自律」である。地域の自治会長・シニアクラブ会長等なついた関係で、中学校・小学校・幼稚園などと関わる機会が多かった。多少なりと戦後教育の経過を見守ってきたが、わが国の学校教育は優れたものであることを事あるたびに実感している。
先に行われた体育大会、今回の文化発表会といい、生徒たちが先生の指導の下に実行委員会を設け、運営している姿を見てよくやっていると感じた。実行委員会方式など生徒による運営・役割分担など自分の中学生時代よりすべての教育が格段の進化・充実してきたように感じた。
【午後の部】
1 合唱コンク-ル
❶ 1年2組 「大切なもの」
❷ 1年1組 「カブリ夢の旅」
➌ 2年2組 「ヒカリ」
❹ 2年1組 「時の旅人」
❺ 2年3組 「結 -ゆい-」
❻ 3年1組 「二十億光年の孤独」
❼ 3年2組 「消えた八月」
❽ 3年3組 「はじまり」
❾ 講評
❿ 表彰
⓫ 森田校長先生のお話
2 リフレクション
3 閉会式
❶ 全校合唱「cosmos」
❷ 実行委員長と実行委員