元自衛官の時想(67)  平成30年度「国民の自衛官」顕彰(1)


 

 「 第15回国民の自衛官」の表彰式が、平成30年10月10日、三笠宮家の彬子さまをお迎えし、東京都新宿区グランドヒル市ヶ谷で行われた。今回は、陸自個人4名・海自一個部隊、個人3名・空自個人2名の顕彰であった。

 この顕彰制度は、実に素晴らしいものである。 国際貢献や荒れ狂う天災地変の災害対処でメデアは自衛隊自衛官の活躍を報じることはあっても、それは新聞テレビでニュ-スとして取り上げその時だけのものである。

 自衛隊の主任務は、直接及び間接侵略に対しわが国家・国民を守ることにある。国家・国民から託された使命は、危険を顧みることなく任務を遂行するすることによって達成される。国家・国民の平和と安全を守り抜くために、昼夜を問わず、国内外において黙々と職務を誠実に実行している部隊・隊員がいる。

 国民の目に触れない部隊・隊員の真の姿を、この顕彰制度は浮き彫りにしてくれる。毎回表彰数は部隊・隊員全体から見れば、ほんのわずかの数であるが、部隊・隊員の代表者のようなものではなかろうか。 

 表彰された部隊・隊員の個々の記事「国民の自衛官の横顔」の中に、厳しい任務遂行の実態や生活の一端を垣間見ることができる。素晴らしい記事内容であり、もったいないので産経新聞の切り抜きを掲載することにした。世界各国どの国家においても、共通して軍人が、国民から尊敬され、栄誉を与えられるゆえんのものがどこにあるかを知るよすがとなるのではなかろうか。

❶   陸自第4飛行隊 安田利則1等陸尉(53)

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❷ 海自第15護衛隊護衛艦はまぎり 榎田喜文1等海曹(52)

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❸ 海自呉造修補給所 森秀樹防衛事務官(45) 

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