がんとの闘い(33) 手術無事終わる

1.施術翌日

    4月15日快晴である。昨日14日の手術は予定どおり行われ、経過も良好である。昨日は、術後身体にいっぱい各種の機器が付いており今朝までは、完全に身動き出来ない状態で、神妙にして静かに時の流れを待った。

     毎回のことながら、手術後から翌日朝までが一番苦しい時で、これを乗り越えれば、後は快復を待つのみである。この調子だと問題はなさそう思える。

今朝からお友達がが一つづつ外されると気分的にもかなり楽になった。

 

2.手術日  

    4月14日、晴、前夜は普通に眠れた。午前6時30分に起床、洗顔、ヒゲを丁寧に剃った。7時看護師の検診、体温、血圧等全て普段どおり、しばし横になって休む。

    刻々と時間が迫り、「いよいよ待つていた手術がやってきた」との思いを新たにした。手術自体は担当医に全てお任せでし、全幅の信頼を置いている。淡々とした心境で手術の成功を祈った。

    8時20分妻と長男が来院した。弾性ストッキングの着用、入歯、時計を外し、T字帯など所定の諸準備を終えて部屋で待機し、頃合いを見て担当看護師と歩いて、9時に手術室に入る。

    手術室入り口で,氏名,生年月日、手術内容を申告し,確認を受ける。 

    毎度のことながら、手術室は広い廊下を挟んで両側に多数の手術室がある。奥まった部屋に案内される。

関係者は全員配置に付いて手順に従って諸作業をしているように見えた。

   手術台前で担当者を紹介され、再び氏名・生年月日・手術名・部位を申告し、再確認を受けた。

    これから受ける手術は、「 経尿道的膀胱腫瘍切除術」である旨とはっきり返事をした。

    手術台に横たわって、麻酔医がテキパキと指示し、確認し合っているのを聞いているうちに麻酔がきいてきてからは、一切わからなくなった。

      名前を呼ばれ、気がついた。担当医から「手術は15分ほどで終わった.きれいにに取れた」旨告げられた。

    家内や担当看護師の話からも予定より早く終わったようだ。多分1時間余ではかつたかと思う。

   10時30分前には、元の部屋に戻り、所定の機器が付いたので、腰を少し動かせる程度で、ほとんど神妙して動かないで過ごした。

    今日術後1日目は、朝から機器が外されたりして、楽になった。平穏に夜が迎えられそうだ。